New Yorkは目的語
英語を学んでいると、日本語と英語の語順の違いに戸惑うことはありませんか?日本語と英語の主な違いのひとつが、この「語順」なのです。
日本語と英語の違いを素直に受け入れる
でも、心配ご無用!これは単に「違い」であって「難しさ」ではありません。なぜなら、日本語は語順に正解・不正解がないのに対し、英語の語順はほぼ決まっているからです。そう、日本語の方が言語としての難易度が高いのです!

たとえば「私はニューヨークが好きです(I love New York)」という一文。日本語と英語を比べてみましょう。
日本語:①私は、②ニューヨークが、③好きです。
英語: ①I、③ love、② New York.
- 主語、②目的語、③動詞の順番は、日本語が①→②→③、英語は①→③→② となります。みなさんもすでにご存じかと思います。
英語はこの語順を崩すと通じません。「New York I love.」とは言えないのです。日本語は違います。下の5つの文をご覧ください。日本語として全て正解ですよね。
「私はニューヨークが好きです」
「私、好きです。ニューヨーク」
「好きです、私。ニューヨーク」
「ニューヨーク、好きです。私」
「ニューヨーク、私、好きです」
日本語はどんな語順でも、つまり主語、動詞、目的語の順番を入れ替えても、ほぼ通じます。文章や会話におけるフォーマル度によって適切か不適切かという観点はありますが、日本語の文法は英語と比べて柔軟性が高く、曖昧であると言うことができるでしょう。
英語の語順を単純化して覚える
このような、曖昧で複雑な日本語を駆使している私たちなのですから、単純な構造の英語を恐れることはありませんよね。
目的語の存在を意識する
ただし、英語では目的語を必ず示すことが大切です。
たとえば、以下の会話です。
Aさん“Where are you from?”①
Bさん“From Japan”②
Aさん“Which city in Japan?”③
Bさん“Kobe. Do you know?”④
Bさんの④は日本語脳のまま英語に訳したもので、目的語が抜けています。正しくは、そう、もうおわかりですね?「Kobe. Do you know Kobe?」です。
By Acco
(同じライターの別の記事を読む)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人講師による日本人のための英会話
オンライン英会話 Eigo Chat Lab!
無料体験レッスンはwebsiteからお申込みいただけます。website:https://www.eigochat.jp
ご質問はお問合せフォームからお願いします。
問合せ:https://www.eigochat.jp/WTE/site.cgi?m=inqfrmshw
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎日一問365日TOEIC Part5形式の問題と解説が届きます。英語学習の習慣形成にお役立てください。
