日本人オンライン英語講師募集

オンラインで働ける日本人の英語講師を募集しています。

条件:週3日以上 / レッスン料は自分で設定可能 / プロ意識のある方のみ

詳細ページ

英単語

英語のいろいろな「たぶん」を度合い別に解説

可能性を表す副詞・副詞句の“確信度”くらべ

 

例えば日本語の「たぶん」を英語にする場合、まず思いつくのは「perhaps」や「probably」ではないでしょうか。

では「perhaps」と「probably」とではどう違うのでしょう。どちらも「たぶん」という意味で使えそうですが、実は英語では、だいぶニュアンスが異なるのです。同じ「たぶん」でも、実現の可能性が異なってくるのです。

 

可能性を示す日本語は、「たぶん」の他にも「ひょっとすると」「どうやら」「ことによると」「うまくいけば」「確実に」「間違いなく」などいろいろあります。

そして英語にも、可能性を表す言葉はいろいろあります。

今回は、可能性を示すさまざまな英語の副詞・副詞句と、それぞれの意味合いの違いを解説していきましょう。

 

 

8つの副詞・副詞句とそのニュアンスの違い

今回ここで取り上げる、可能性を表す副詞・副詞句は以下の8つです。

「①definitely(確実に)」

「②doubtless(間違いなく)」

「③almost certainly(ほぼ間違いなく)」

「④ presumably(どうやら)」

「⑤probably(たぶん、十中八九)」

「⑥hopefully(うまくいけば)」

「⑦perhaps, maybe(ひょっとすると)」(可能性としては30〜50%)

「⑧possibly(ことによると)」

 

そして「①→⑧」の順に、可能性の高さがが「高い→低い」となります。

 

なお、上の①〜⑧には、語句の右側に一応日本語訳をつけましたが、これは目安のための便宜的なもので、実際に日本語にする際には、文脈に応じて適切な訳を考えなければなりません。

 

では順番に見ていきましょう。

①definitely(確実に)

「確実に」「絶対に」「確かに」「間違いなく」など、絶対の自信を持っている場合に、主張を強調するために使います。

 

I promise. I definitely won’t forget it.

(約束します。私はそれを絶対に忘れません。)

 

②doubtless(間違いなく)

「doubtless」は副詞で、「確かに」「疑いなく」「きっと」「間違いなく」などと訳されます。これも、強い確信を持っている時に使います。

なお「doubtless」は、以下の例文のように、文中に入れる場合はカンマでくくるのが普通です。

 

She will be, doubtless, elected.

(彼女は間違いなく当選するだろう。)

 

He has, doubtless, heard the news.

(彼がそのニュースを聞いたのは疑いようがない。)

 

③almost certainly(ほぼ間違いなく)

「almost certainly」は「ほぼ確実に」「ほとんど間違いなく」「ほぼ間違いなく」といった意味になります。

 

He will almost certainly pass the test.

(彼はほぼ間違いなく試験に合格するだろう。)

 

④presumably(どうやら)

「おそらく」「たぶん」「どうやら」「推定上」「推定されるように」などの意味です。

 

The TV said the terrorists released the hostages. The news was presumably correct.

(テレビで、テロリストは人質を解放したと言っていた。そのテレビニュースはおそらく正確であろう。)

 

⑤probably(たぶん、十中八九)

「たぶん」「おそらく」「十中八九」などと訳されるのが「probably」。文章で「probably」が置かれる場所は、通常は「一般動詞の前」、「be動詞・助動詞の後」です。「can’t」「won’t」のような短縮形がある場合は、「can’t」「won’t」の前に置かれます。

 

I probably won’t see him again.

(おそらく彼には二度と会わない。)

 

⑥hopefully(うまくいけば)

「hopefully」は「願わくば」「うまくいけば」のように訳されます。

 

I am very busy with work. Hopefully, I’ll see them in December.

(私は仕事がとても忙しい。うまくいけば12月に彼らと会えるでしょう。)

 

⑦perhaps, maybe(ひょっとすると)

「ひょっとすると」「おそらく」「〜かもしれない」「もしかすると」「ことによると」などという意味の「perhaps」と「maybe」。よく使われる言葉です。両方とも同程度の確信度(30〜50%の確信度)です。

「perhaps」の方がフォーマルな印象でアメリカよりイギリスで好まれ、会話より書き言葉で用いられるという特徴があります。

 

I plan on continuing that practice until my dream comes true. That may be 1 year or perhaps even 10 years.

(私は夢が叶うまでその練習を続けるつもりだ。それは1年か, ひょっとすると10年かもしれない。)

 

Maybe they are living.

(彼らはおそらく生きている。)

 

⑧possibly(ことによると)

「もしかすると」「ことによると」といった意味になるのが、「possibly」です。今回ご紹介した中では、確信度が最も低い言葉です。

 

Possibly we’ll have rain tomorrow.

(もしかしたら明日は雨になるかもしれない。)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、可能性を示す副詞・副詞句の種類と、その確信度の違いをご紹介しました。

冒頭で述べた「probably」と「perhaps」とでは、けっこう確信度が違うということがおわかりいただけたかと思います。

日本語にすると似たような意味になってしまいますが、英語を使う場合は、確信度の違いをしっかり把握しておきましょう。

こうした違いをいつも意識して、自分の伝えたいことが正しく伝わるようにしたいですね。

 

byあいんちゅ
同じライターの別の記事を読む

ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

TOEIC無料メルマガ365日に登録

毎日一問届きます。登録するとメールボックスに確認メールが届くのでクリックしてください。登録完了翌日から配信スタートです。