脱初心者への道(Pick Up記事)

英語と日本語の語順の違い|ワードオーダーって何?

英語は「語順」が命

 

ワードオーダーというのは聞きなれない言葉ですね。

これは英語で「語順」を意味する“word order”のことです。

解説をすると、wordが単語を意味しています。そして、orderには「注文」「命令」「秩序」「順序」などの意味がありますが、ここでは最後の「順序」の意味で使われています。

 

オンライン英会話Eigo Chat Lab!では、このワードオーダー(語順)という点に着目しました。

日本人が英語で犯す重大なミスが「語順」に起因していることが圧倒的に多いと思われたからです。

 

「ワードオーダー」とカタカナ表記にした理由は、単に「語順」と書くと印象に残らないからです。

 

それほど、英会話を学ぶ日本人に意識してほしいポイントがワードオーダー=語順の問題なのです。

ワードオーダーで特に気を付けて欲しいポイントは以下の2点です。

SV感覚」「後置修飾」

皆さん、英語の「語順マスター」を目指して本章を読み進めてください。

そして、語順のポイントを習得した時に、以前と比べて断然に英語を話したり書いたりすることが楽になっていることを実感してください。

 

目次

英語「語順」ポイント1 英語の「SV感覚」
英語「語順」マスターへの道① SV感覚とSVの続き
英語「語順」マスターへの道② SVに意味を付け足していく感覚
英語「語順」マスターへの道③ 5文型をスピーキングに活かす
英語「語順」マスターへの道④ 動詞に何を使うかで次にくる要素が決まる
英語「語順」マスターへの道⑤ 文が複雑になっても「SV感覚」で相手に伝えていく
英語「語順」マスターへの道⑥ 初心者ほど「SV感覚」を徹底させる!

英語「語順」ポイント2 「後置修飾」
英語「語順」マスターへの道⑦ 「関係代名詞」
英語「語順」マスターへの道⑧ 「現在分詞」
英語「語順」マスターへの道⑨ 「過去分詞」
英語「語順」マスターへの道⑩ 「関係副詞」
英語「語順」マスターへの道⑪ 「不定詞」
英語「語順」マスターへの道⑫ 「前置詞に導かれた句」

ワードオーダー(語順)まとめ

 

英語「語順」ポイント1 「英語のSV感覚」目次へ

英語の「SV感覚」とは、英語のSVという語順を感覚としても持って欲しいことから筆者がつけたネーミングです。

これについては、以前も別のブログで取り上げてきました。(「英会話初心者のためのスリー・ステップ学習法」の「初心者のうちから意識したい英語の「SV感覚」と日本語との「語順」 の違い」の項を参照)

改めてポイントを説明します。

端的に表現すると、日本語では動詞が文末に来るのに対して、英語では動詞が主語の直後に来るというものです。

例えば、次の日本語の文と英語に訳した文を比較してみましょう。

「私は昨日友達と一緒に東京ディズニーランドへ行った。」

I went to Tokyo Disneyland with my friends yesterday.

日本語では「私は~行った」と主語の「私」が文頭に来ていますが、動詞の「行った」は文末にあります。英語では主語の”I”が文頭なのは日本語と同じですが、動詞の”went”は主語の直後に来ています。

この日本語と英語の語順の違いは非常に重要です。改めて確認しておきますが、ここでは英語の「主語」+「動詞」と連続することを英語のSV感覚」と呼んでいます。

英語「語順」マスターへの道① SV感覚とSVの続き

さて、それではSVの続きはどうすれば良いでしょうか?

第1文型 SV

She smiled.

「彼女は微笑んだ。」

これはSVだけからなる第1文型と呼ばれるものです。

このようにSVだけで完結する文ならば、それで英語の文が完成しているのでなんの問題もありません。

しかし、英語でもっと複雑なことを言いたかったら、SVだけでは当然足りません。

SVの後には何が続くのか、ここでも「語順」を意識することが英語という言語の特徴となります。

英語「語順」マスターへの道② SVに意味を付け足していく感覚

例えば、

「彼女は私に微笑んだ。」

と言いたければ、

She smiled at me.

She smiledの後にat meを付け加えればいいです。

「彼女はかすかに微笑んだ。」

と言いたければ、

She smiledの後にfaintlyを付け加えて

She smiled faintly.

と言えばいいのです。

つまり、SVという語順をしっかり掴んでしまえば、あとはそれに意味を付け加えていく感覚になります。

英語「語順」マスターへの道③ 5文型をスピーキングに活かす

ここで改めて中学や高校で習った5文型を思い出しましょう。

第1文型 S V
第2文型 S V C
第3文型 S V O
第4文型 S V O O
第5文型 S V O C

どんなに簡単な英語の文も、どんなに複雑な英語の文も5文型のどれかに含まれます。そして、この5文型も英語が「語順」の言語であることを明確に示すものなのです

さらに、5文型で唯一共通している要素が、S”の次はV”ということ。つまり「SV感覚」です。

第1文型はすでに見ているので、ここでは第2文型以降を具体例で見ていきましょう。

 

第2文型 S V C

SVCならS=Cの関係が成り立つ文構造です。

She is (SV)と言って、tiredと付け足せば、

She is tired.

My father is (SV)と言って、a doctorと付け足せば、

My father is a doctor.

このSVCという「語順」を覚えてしまいましょう。

もし、SVまで言った後に、次の単語が思いつかなければ、そこで止まって考えても構いません。なぜなら、相手はSVまであなたが言ったところで、残りの文の構造が予想できるのです

この残りの文の要素を話し相手が予想できるということは、コミュニケーションを取るうえで非常に大切なことです。なぜなら、相手は会話の文脈から、あなたが言おうとしていることが予測できるので、あなたが単語で詰まってしまっても、「ひょっとしてあなたの言いたいことはこういうこと」といくつかの候補を上げてくれるかもしれません。

英語「語順」マスターへの道④ 動詞に何を使うかで次にくる要素が決まる

例えば、先ほど例に挙げた第2文型の文ではbe動詞」が典型的な動詞です。

だから、

He is…

とか

She is…

と始めた後には形容詞や名詞が来ることが非常に多いのです。

 

第3文型 S V O

ところが、これがuseだったらどうでしょう。

She uses…

He uses…

このusesの後には当然、使うものが来ますよね。

では、

She knows…

He knows…

こんどはknowsの後に知っていた内容が続くはずです。

例えば、

She uses this computer.

「彼女はこのパソコンを使う。」

とか

He knows something interesting.

「彼は何か面白いことを知っている。」

が完成した文になりますね。

be動詞以外の動詞を一般動詞」と言いますが、一般動詞のあとにこうして名詞が続く文を3文型といいます。

第3文型はSVOという語順だと覚えてしまいましょう。

 

第4文型 S V O O

今度は、

She gave…

He showed…

と言ったらどうでしょうか?

giveとかshowというのは「~に~をあげる」とか「~に~を見せる」という意味ですよね。

「~に」の部分には何かをあげたり見せたりする「相手」が入ります。

「~を」の部分には、「あげるもの」や「見せるもの」が入ります。

つまり、gaveやshowedが使われた時点で、

She gave me that bag.

「彼女は私にあの鞄をくれた。」

He showed us his pictures.

「彼は私達に彼が描いた絵を見せてくれた。」

このような第4文型がくることが予想できるのです。

第4文型はSVの後に名詞のOをポンポンとふたつ置いていく感覚です。最初のOが間接目的語「~に」、次のOが直接目的語「~を」という語順になります。

繰り返しになりますが、こうして動詞によって次の展開が予想できるということは実際のコミュニケーションでは非常に大きなメリットです。

英語「語順」マスターへの道⑤ 文が複雑になっても「SV感覚」で相手に伝えていく

最後に第5文型ですが、これはやや複雑です。

第5文型 S V O C

例えば、

She made…

とSVだけ言っても、

She made dinner. なら第3文型

She made me dinner. なら第4文型

She made me angry. なら第5文型

となってしまいます。

でも、こうしたことも実際の会話では、話の文脈でSVの次にくる候補はだいたい絞られてくるものです。話の典型的なパターンというものを人は無意識に認知しているものです。

むしろ、ここで大切なのは、第5文型のSVOCの“O”“C”の部分にも意味上の「主語」と「動詞(または述語)」を見て取る感覚です

先に挙げた例文

She made me angry.

意味は「彼女は私を怒らせた。」ですが、O=me C=angryですね。つまり、「私」が「怒った」状態になっているのです。ここでも「語順」は大切です。例えば、angry meと語順を逆転させると意味が通じません。

次の例文はどうでしょう。

My mother made me study English harder.

今度は、My mother madeというSVの後に、me study English harder.という要素が来ています。

文全体の意味は「私の母は私に英語をそれまで以上に一生懸命勉強させた。」ですが、SV以降の部分me study English harder.は「私が英語をそれまで以上に一生懸命勉強した」という主部と述部をもった意味の塊になっています。

つまり、第5文型というのは、SV感覚が二つ入った文と言えます

文法上の主語と動詞もSVの語順、意味上の主語・動詞(述語)もSVの語順となります。これは初心者には少しハードルが高いですが、練習すれば会話で普通に使えるようになります。

 

英語「語順」マスターへの道⑥ 初心者ほど「SV感覚」を徹底させる!

これまで見てきたように英語ではSV感覚を徹底していくと、残りの文構造の予測が立てやすく、慣れてくれば意味を少しずつ加えていく感覚で文を完成できます。

これは英会話の初心者ほど徹底してください。英語というのが、どこまでも「語順」で意味が決まってくる言語なのだと理解できてくれば、必ず英語の感覚が身についてきます。

 

 

 

英語「語順」ポイント2 「後置修飾」(目次へ)

「後置修飾」というのは、名詞を後ろから意味の塊が修飾してくる形です。英語では極めて普通にみられることですが、日本語とは語順が真逆になるため日本人がもっとも苦手とする英語の文法的特徴です

後置修飾にはいろいろな種類があります。

関係詞(関係代名詞・関係副詞)、分詞(現在分詞、過去分詞)、不定詞、前置詞に導かれた句など様々の形があるので、順を追って確認してみましょう。

英語「語順」マスターへの道⑦ 「関係代名詞」

関係代名詞の種類 who, whose, whom, which, that, what

例文

I know the girl who was waiting in front of the gate.

「私は門の前で待っていた女の子を知っています。

関係代名詞には苦手意識をもっている方が少なくないと思いますが、その主な原因はやはり日本語と英語の語順の違いにあると思います。なぜなら、関係代名詞は後置修飾がもっとも分かりやすい形ででる文法単元だからです。

日本語では「門の前で待っていた」が前から、次の「女の子」を修飾していますが、英語では逆にwho was waiting in front of the gateが後ろから前のthe girlを修飾しています。

ただ、関係代名詞はややフォーマルな言い回しなので、日常会話ではそれほど頻繁に使われるものではありません。

英語「語順」マスターへの道⑧ 「現在分詞」

現在分詞の形 動詞の語尾が~ing

先に挙げた例文を現在分詞を使って以下のように書き換えることができます。

I know the girl waiting in front of the gate.

これは上の関係代名詞whoを使った文と同じ意味です。そしてthe girlがwaiting in front of the gate.という意味の塊で後ろから修飾されているという部分も共通しています。

このように英語では「複数の語からなる意味の塊」が後ろから前の名詞を修飾することが普通なのです。そして、これは日本語と語順が真逆になるので、特に英会話の初心者が躓きやすいポイントとなります。

英語「語順」マスターへの道⑨ 「過去分詞」

過去分詞の形 動詞の語尾が~ed(規則変化)(不規則変化は多種多様な形態をとる)

I have a lot of books written in English.

「私は英語で書かれた沢山の本を持っています。」

この文では、a lot of booksという名詞の塊が、後ろから過去分詞writtenに導かれた意味の塊で修飾されています。

日本語の「~書かれた」という訳から分かるように過去分詞というものの本質は「~される」という受動の意味にあります。現在分詞との使い分けに注意しましょう。

また、この過去分詞の文を関係代名詞を使って書き換えることも可能です。

I have a lot of books which are written in English.

です。

which以下が後ろから前のa lot of booksを修飾していますね。

英語「語順」マスターへの道⑩ 関係副詞

関係副詞の種類 where, when, why, how

関係副詞は関係代名詞の親戚のようなものです。ここでは語順をテーマに「後置修飾」というポイントに焦点を絞っているので、関係代名詞と関係副詞の違いについては細かく触れません。

例文

I know the reason why he was absent from the meeting today.

「私は今日彼が会議に欠席した理由を知っています。」

これもthe reasonを後ろからwhy he was absent from the meeting today.が修飾しています。日本語との語順の逆転に注目してください。

英語「語順」マスターへの道⑪ 「不定詞」

不定詞の形 to+動詞の原形

不定詞の3種類の用法(名詞的、形容詞的、副詞的)があります。その中で形容詞的用法が必ず後置修飾で直前の名詞を修飾します。

例文

I don’t have any interesting topics to talk about today.

「私は今日話す面白い話題がありません。」

この文ではtopicsが後ろからto talk aboutで修飾されています。

例文

I have something to tell you.

「あなたにちょっと話があります。」

この文ではsomethingが後ろからto tell youで修飾されています。

英語「語順」マスターへの道⑫ 「前置詞に導かれた句」

前置詞というものは、必ず次に名詞を置きます。そして「前置詞+名詞」で意味の塊を作るのです。その前置詞の意味の塊が後ろから前の名詞を修飾することがあります。

例えば、

That girl with long hair is my little sister.

「あの長い髪の女の子は僕の妹だよ。」

この文ではwith(前置詞)+long hair(名詞)が後ろから直前のThat girlを修飾しています。

例文

The English textbook on the desk is not yours.

「机の上にある英語の教科書はあなたのではありません。」

この文ではon(前置詞)がthe desk(その机)と意味の塊を作って、後ろからThe English textbookを修飾しています。こうしたちょっとした部分にも日本語と英語の語順の違いがでることにもっと敏感になってください。そうすることで英語の感覚が鋭くなってきます。

ワードオーダー(語順)まとめ目次へ

これまで英語のSV感覚と後置修飾の様々なパターンを見てきましたが、どれも日本語と英語の「語順」が逆になっています。この英語と日本語の「語順」の違い慣れていくことが、英会話上達への道です。なぜなら、我々日本人は無意識のうちに日本語的発想や日本語の語順の影響下で英語を話しているからです

大半の日本人は自分でも気づかないうちに日本語を下敷きにして英語を話そうとしています。これは意識的に変えていくこと、そして慣れていくことで最終的には身体に染みついていきます。

 

by Mogu
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