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英会話上達のヒント

「瓜二つ」を英語で言うと?

「とても似ている」を表すさまざまな英語表現

 

 

「二つに割った瓜のように、形がよく似ている」ことを、日本語で「瓜二つ」といいます。例えば、「顔が母親と瓜二つだ」というように使われます。

 

では、これを英語にするとどういう表現になるのでしょうか。

日本語では、「瓜二つ」と野菜の「瓜」を使いますが、英語も同じように「melon(瓜)」を使うのでしょうか?

 

今回は「瓜二つ」、すなわち「とても似ている様」を英語で言う場合のいろいろな表現を、例文とともに紹介したいと思います。

食べ物を使って「瓜二つ」を表現

・like two peas in a pod

「pea」は「エンドウ豆」、「pod」はエンドウ豆が入っている「サヤ」です。

「like two peas in a pod」を直訳すると、「エンドウ豆の1つのサヤの中に入っている2つの豆のようによく似ている」となります。

つまり日本語の「瓜二つ」と同じ意味になるわけですね。

「like」の前には「be動詞」や「look(〜に見える)」が来ます。

 

We’re like two peas in a pod.

(私達は瓜二つだ。)

・like two eggs

「卵(egg)」を使った表現もあります。

「like two eggs」は直訳すると「2つの卵のようだ」です。

やはり、「like」の前には「be動詞」や「look」が来ます。

 

They look like two eggs.

(彼らは瓜二つだ。)

モノを使って「瓜二つ」を表現

・a carbon copy of

昔々は、書類の写しを取るためにカーボン紙というものを使っていました。そのカーボン紙を使って複写したものを「carbon copy」と言いました。この「carbon copy」というフレーズを使って、「瓜二つ」が表現されます。

 

He’s a carbon copy of his father.

(彼はお父さんにそっくりだ。)

 

また「carbon copy」ではなく「copy」だけでも、「まるでコピーしたかのようにそっくりなもの」という意味で使えます。

・be cut from the same cloth as

直訳すると「同じ布から切り取られる」という意味になるのが「be cut from the same cloth」です。やはり「よく似ていること」「瓜二つであること」を表します。

「as 〜」をつけて「〜に似ている」と表現できます。

 

She is cut from the same cloth as her mom.

(彼女はお母さんと瓜二つだ。)

・a chip off the old block

「block」の本来の意味は「かたまり」「角材」「ブロック」などです。「a chip」は「かけら」などの意味です。

ここから、「old block」を「親」、「a chip」を「子ども」に見立てて、「a chip off the old block」で「親にそっくりな子ども」という意味になります。

 

George is a chip off the old block.

(ジョージは親と瓜二つだ。)

かなり意味が転じた「瓜二つ」

・be the spit of

「be the spit of」で「〜に似ている」という意味になります。

「spit」は名詞だと「つば」「唾液」のことです。動詞だと「つばや食べ物を吐き出す」といった意味になります。

ここからどうして「瓜二つ」という意味に発展したのでしょうか。

いくつかの説があるようですが、「つばや食べ物を吐く」から「同じような話し方をする」、そして 「そっくりである」というように意味が膨らんでいったと解説をしている辞書もあります。

 

He’s the very spit of his mother.

(彼はお母さんと瓜二つだ。)

 

「be the spitting image of」というように「spitting」を使って「~と瓜二つである」を表す言い方もあります。

 

She’s the spitting image of her grandma.

(彼女はおばあさんと瓜二つだ。)

「似ている」という単語を使って「瓜二つ」を表現

ここまで、「瓜二つ」の英語での言い方を、イディオム的表現を中心に紹介してきました。

最後に、「似ている」や「似ているもの」という意味の単語を使って比較的シンプルに表現する例を挙げましょう。

・like

「like」には、「〜のような」という意味があります。「look like 〜」で「〜のように見える」「〜に似ている」という意味でよく使われます。

これと「just」などの強調する言葉を組み合わせれば、「瓜二つ」が表現できます。

 

She looks just like her aunt.

(彼女はおばさんに瓜二つです。)

・alike

「似ている」「同様である」という意味の単語「alike」を使っても「瓜二つ」というニュアンスを出せます。やはり何らかの強調語を一緒に使うと、似ている様をアピールできます。次の例文では「exactly」を使ってみました。

 

Those siblings are exactly alike.

(あのきょうだいは瓜二つだ。)

・look-alike

「look-alike」は名詞だと「そっくりな人」、形容詞だと「よく似た」といった意味になります。後ろに「for 〜」をつけると「〜にそっくりな人」「〜にそっくりだ」という意味になります。

 

He is look-alike for his uncle.

(彼は彼のおじさんに瓜二つだ。)

 

「lookey-likey」という言い方もあり、これは「look-alike」と同じ意味です。

まとめ

いかがでしたか?

日本語の「瓜二つ」を英語で表現する場合、いろいろな言い方があることがおわかり頂けたかと思います。他にももっとあります。

ただ、日本語と同じように「melon(瓜)」を使った表現があるかも、と思ったのですが、残念ながら見つけられませんでした。もし「”melon”を使った”瓜二つ”の英語表現」をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいね。

それでは今回はこの辺で。次回もお楽しみに!

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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