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英文法

「wh疑問文」と「wh名詞節」の区別

「wh語」の使い方

 

今回はややこしくてわかりにくくなってしまう「wh疑問文」と「wh名詞節」の説明をしたいと思います。

 

まず、「wh語」の使い方の復習をしましょう。

ちなみにここでいう「wh語」とは「where」「when」「why」「how」「what」「who」「which」「whose」などを指します。

 

where・・・どこで

when・・・いつ

why・・・なぜ

how・・・どのように

what・・・何が 何を

who・・・誰が 誰に

which・・・どちらの

whose・・・誰の

 

「wh語」の用法には、さまざまな使い方があります。「wh疑問文」「wh名詞節」「wh名詞句」「関係代名詞」「感嘆文」などがそれです。

 

今回は冒頭でも述べましたように、「wh疑問文」と「wh名詞節」を取り上げます。

 

「wh疑問文」の作り方

まず「wh疑問文」の作り方から復習しましょう。「wh疑問文」を作るには、基本的には、普通の疑問文の頭に「where(どこで)」「when(いつ)」「why(なぜ)」「how(どのように)」「what(何が、何を)」「who(誰が、誰に)」などの「wh語」をつければOKです。

 

例を見てみましょう。

 

He studied French,

(彼はフランス語を勉強した。)

上記の文を疑問文にすると下記のようになります。

Did he study French?

(彼はフランス語の勉強をしましたか?)

 

そして「wh疑問文」はこの頭に「wh語」をつけます。

 

[Where]

Where did he study French?

(どこで彼はフランス語を勉強しましたか?)

 

[When]

When did he study French?

(いつ彼はフランス語を勉強しましたか?)

 

[Why]

Why did he study French?

(なぜ彼はフランス語の勉強をしましたか?)

 

[How]

How did he study French?

(どのようにして彼はフランス語の勉強をしましたか?)

 

[What]

What did he study?

(彼は何の勉強をしましたか?)

「What」を使う場合は、「何を」を聞く質問ですのでここでは「French」が消えています。

 

[Who]

Who studied French?

(誰がフランス語の勉強をしましたか?)

 

主語を尋ねる疑問文は例外です。

このように、元の平叙文である「He studied French.」の「He」を「Who」に変えて最後にクエスチョンマークをつけるだけです。「did」や「does」などは入りません。

 

以下は、「Which」と「Whose」を使う場合の疑問文の例です。

 

[Which]

Which do you like better, French or English?

(フランス語と英語、どちらが好きですか?)

 

「Which」の場合は、上のような文で使います。

 

[Whose]

Whose French textbook is this?

(このフランス語の教科書は誰のものですか?)

 

所有者について尋ねる場合は「Whose」を使います。

 

 

「wh名詞節」とは

普通の文(平叙文)の先頭に、「when」「where」「why」「what」「how」などの「wh語」をつけたものを「wh名詞節」と呼ぶことがあります。「節」というのは文の一部になるひとかたまりの部分のことです。そして「名詞節」というのは、名詞のような意味を持ち、名詞のような働きをする節のことです。

 

例えば、普通の文「She studied English.(彼女は英語を勉強した。)」をもとに「wh名詞節」を作る場合、以下のようなものが考えられます。

 

・when she studied English

(いつ彼女が英語を勉強したか)(彼女が英語を勉強した時期)

 

・where she studied English

(どこで彼女が英語を勉強したか)(彼女が英語を勉強した場所)

 

・why she studied English

(なぜ彼女が英語を勉強したか)(彼女が英語を勉強した理由)

 

・how she studied English

(どうやって彼女が英語を勉強したか)(彼女が英語を勉強した方法)

 

・what she studied

(彼女が何を勉強したか)(彼女が勉強したもの)

 

・who studied English

(誰が英語を勉強したのか)

 

このようになります。

 

節の中の語順は「wh疑問文」の場合とは違い、「S+V」という平叙文の形が基本です。

また、上の最後の2つのように、「what」が来る場合は「English」が消え、「who」が来る場合は元の主語の「she」が消えていることに注意してください。

 

「wh名詞節」は節全体が名詞のような役割をします。つまり、節全体が、文の主語、目的語、補語、前置詞の目的語になることができます。

以下、「wh名詞節」を使った文の例です。

 

I don’t know when she studied English.

(いつ彼女が英語の勉強をしたかわからない。)

 

「when she studied English」の部分が「wh名詞節」です。そしてこの文では、この「wh名詞節」の部分が、「know」という動詞の目的語になっています。

 

Nobody knows where she studied English.

(彼女がどこで英語の勉強をしたか誰も知らない。)

 

They don’t know why she studied English.

(なぜ彼女が英語を勉強したか彼らは知らない。)

 

He knows how she studied English.

(どうやって彼女が英語を勉強したか、彼は知っている。)

 

This is what she studied.

(これが、彼女が勉強したものです。)

 

Our schoolteacher understands who studied English.

(誰が英語を勉強したのか、私達の英語の先生はわかっている。)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

「wh疑問文」と「wh名詞節」の違いはおわかりいただけましたでしょうか。

「wh名詞節」はもしかしたらあまり馴染みのない人もいらっしゃるかもしれませんが、ネイティブたちの日常英会話ではよく使われています。とても便利なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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