英会話上達のヒント

英語のメロディー 発音よりも大切なこと


英語のメロディー

 

きれいな発音が好まれるのは、その方が、聞き手が聞きやすいからです。当たり前と思うかもしれませんが、これは英語で話す際に極めて大切なことです。聞き辛い英語を聞くのは苦痛ですし、聞き取るために余分な負荷がかかるので、真の目的である内容の伝達にも支障が出ます。

 

言語の基本は「音」です。いうまでもなく、文字が生まれたのは言語が音として生まれてからずっとずっと後のことです。日本語も英語も例外ではありません。

 

英語も本来は文字ではなく音です。ところが、日本で学校教育を受けると、英語は文字として認識されます。学校では文字で見る英語の方が、耳で聞く英語よりも遥かに多いからです。

 

しかし、この認識のままだと、単語も文字列として記憶されているので音で聞いても分からない、文字ベースの読み方からなかなか抜け出せないという問題が生じます。

 

発音をよくするためにたくさん英語を聞くという方法は間違ってはいません。耳を慣れさせることは大事ですし、耳が慣れれば発音も改善されます。聞き取れない音を正しく発音するのは不可能です。なので、英語の音をどんどんインプットすることはリスニングだけではなく、スピーキングや発音の上達にも必ず繋がります。

 

「発音」というと大抵の人はRの発音とかcupとcopの違いとかのことだと考えます。これらももちろん大切ですが、それ以前にもっと大切なのが単語のアクセントと文のイントネーションです。いずれも音の「高低・長短・強弱」で作り出されるもので、アクセントは一つの単語内、イントネーションは文全体に及びます。これが英語のメロディーの本質です。

 

一つ一つの音の発音がまだ完成されていなくても、このアクセントとイントネーションをまず身に付け、英語にメロディーを付けることができれば、貴方の英語は相手にとってとても聞き易いものになります。

 

以下のビデオは個々の発音はまだ日本語っぽいところが残っていながら、アクセントとイントネーションで聞き手の耳に心地よい英語を喋っている例です。

 

1本目は第二次世界大戦後に米兵と結婚し「戦争花嫁」になった人たち、2本目は今カナダで活躍している日本人女性のスタンダップ・コメディアンです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=nBOBrBgkXig

https://www.youtube.com/watch?v=tnVBFBq0qhg

 

皆さんもアクセントとイントネーションから英語を真似るようにすることをお勧めします。その理由は、このコツが掴めれば、個々の音をすべて正しく発音しようとするより真似るのが簡単なのと、個々の音は多少間違っていてもアクセントとイントネーションが正しければ聞き手がとても聞きやすいからです。

 

音の「高低・長短・強弱」のうち、習得すれば効果絶大なのが、まずは単語レベルの「高低」と「長短」です。アクセントというと「強弱」のイメージが強いですが、実際に意識する必要があるのは音の「高低」と「長短」です。

 

 

すべての名詞、動詞、形容詞、副詞にはアクセントがあり、それ以外の前置詞、助動詞など文法的な言葉にはアクセントが基本ありません。どんなに短い単語でも名詞、動詞、形容詞、副詞ならアクセントを付けなければなりません。そして、アクセントは必ず母音に付きます。子音にアクセントが付くことはありません。

 

学校では長めの単語のどこにアクセントがあるかというような問題がよく出されるので、多くの人はjob, sell, bigなど1音節の短い単語のアクセントをあまり意識していません。でも、これらの単語もちゃんとアクセントを付けて発音する必要があります。

 

カタカナで表現すると、jobは「ジョブ」ではなく、「ジョォブ」、sellは「セル」ではなく、「セェル」なのです。

 

名詞、動詞、形容詞、副詞を言うときは、必ずどこか1か所で母音の音を高く長くしなければなりません。そうすることでアクセントが生まれます。

 

では、本当にそうなのか辞書で確認してみましょう。

 

まずは、上に挙げたjobという単語と、新たにadapt(順応する)という単語の発音を下記のサイトで確認してみて下さい。

 

https://ejje.weblio.jp/content/job

https://ejje.weblio.jp/content/adapt

 

jobの場合はoで、adaptの場合は二つ目のaのところの音が高く長くなっています。これがアクセントです。

 

ここでぜひ注意して欲しいのは、アクセントで音を一旦高く上げたら直後にまた下げることです。このことを十分意識して下さい。

 

もう少し長い単語を見てみます。

https://ejje.weblio.jp/content/consultant

 

consultantです。真ん中の音節sulのuで音が上がり高く長くなって、次のtantでまた下がって低く短くなっているのが分かります。この音の上下は極めて大切なので練習することをお勧めします。

 

練習には次の方法を試してみて下さい。

 

手持ちの音源の再生速度を0.5まで下げてシャドウィング、つまり、聞こえてくる音を同時に自分でも声に出して真似ます。ただし、通常のシャドウィングでは言葉をすべて真似るのが基本ですが、アクセントとイントネーションの練習の場合は、言葉を真似る必要はありません。

 

「フンフ、フンフ、フン♪」と鼻歌を歌うときの声の出し方で、音の高低と長短だけを追って真似るのです。歌のメロディーを口ずさむのと同じ方法で、英語のメロディーをゆっくりと真似るのです。英語の音が、確かに長くなったり高くなったり、低く戻って短くなったりするのが分かります。

 

この練習を何回かすれば、英語のメロディーが体得でき、アクセントとイントネーションが自然と出来上がります。

ぜひ、試してみて下さい。

 

By Portland
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