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英文法

要注意!「doubt+文」と「suspect+文」の違い

間違えると全く逆の意味になってしまう!

 

「doubt」も「suspect」も日本語にすると「疑う」という意味の動詞です。

また、「doubt」も「suspect」も後ろに文を置くことができます。

そして、「doubt」も「suspect」も日本語にするとどちらも「疑う」という意味だといいましたが、実は、「doubt+文」と「suspect+文」では意味がまったく異なってくるのです。

このため、2つの違いをしっかりと覚えていないと、大変な誤解をしたり、また大変な誤解を与えてしまったりする可能性があります。

 

例えば、

 

I doubt that she made a mistake.

I suspect that she made a mistake.

 

この2つでは意味が全然異なるのです。

今回はこの「doubt+文」と「suspect+文」の違いについて、使い方のポイントを含めて解説したいと思います。

 

「doubt+文」の意味

「doubt+文」は「〜ということを疑う」、あるいは言い方を変えると、「〜ではないと思う」「〜とは思わない」という意味です。

 

I doubt that she made a mistake.

(私は、彼女がミスをしたとは思いません。)

 

この場合、「doubt that」は「do not think that」とほぼ同じ意味と考えることができます。「〜ではないと思う」あるいは「〜とは思わない」という意味ですね。

また、「that」は省略することができます。

 

加えて、「doubt」は、肯定文の場合、目的語として「if」「whether」節をとることもできます。「if」の方がカジュアルなニュアンスだと言われています。

この場合の意味は「〜ということが疑わしい」となります。やはり、「that〜」の時と同様、後ろに続く文の内容について否定的な意見を持っているということです。

 

I doubt if she made a mistake.

(私は、彼女がミスしたかどうか疑わしいと思う。)

 

では以下に、「doubt」を使った、ほかの例文を挙げていきましょう。

 

I doubt that they’ll get there in time.

(私は彼らが間に合うとは思いません。)

 

I doubt that she’s wrong.

(私は、彼女が間違っているとは思いません。)

 

I doubt he’ll be able to come.

(私は、彼は来られないと思います。)

 

I doubt if it is the truth.

(私はそれが事実かどうか疑っている。)

 

I doubt if the company will succeed.

(その会社が成功するかどうか疑わしい。)

 

I doubt whether he will be present.

(彼が出席するかどうか疑わしい。)

 

They doubt whether he will be able to lead the meeting.

(彼らは彼に会議が進行できるのかを疑問に思っている。)

 

・否定形+doubt

最初に「not」などが来る時、つまり、「否定形+doubt」の場合は、「~というのは間違いない」といった意味になります。

 

I don’t doubt she’s so smart.

(彼女がとても利口な人であるのは、間違いないと思う。)

 

I don’t doubt their team will win.

(彼らのチームが勝つのは間違いない。)

 

「suspect+文」の意味

「suspect+文」は「〜ではないかと疑う」「〜であると思う」という意味です。つまり「doubt+文」とは全く逆の意味になるわけです。

 

I suspect that she made a mistake.

(私は彼女がミスをしたのではないかと疑っている。)

 

この場合、「suspect that」は「think that」に近い意味です。

また、「that」は省略することができます。

 

さらに、「doubt」と違い、「suspect」は目的語として「if」「whether」節をとりません。

 

では以下に「suspect」を使った例文を挙げていきましょう。

 

I suspect that my cat ate the fish.

(私は私のネコがその魚を食べたと疑っている。)

 

I suspect that she is guilty.

(私は彼女が有罪だと思っている。)

 

He’s not coming. Well…I suspect that he’s sick.

(彼は来ません。やはり、私は彼が病気だと思っています。)

 

I suspect she stole it.

(彼女がそれを盗んだのではないかと、私は疑っている。)

 

I suspect he’s telling a lie.

(私は彼が嘘をついているのではないかと思っています。)

 

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は「doubt」と「suspect」の基本的な意味の違いを説明しました。

ここでもう一度まとめると、「doubt+文」が「〜ではないと思う」という意味に対して、「suspect+文」は「〜であると思う」という意味になります。同じ「疑う」というニュアンスの動詞でも、全く逆の意味になってしまうんですね。

この意味の違い、混乱しがちですので、しっかり覚えておいてくださいね。また自由に使えるようになるととっても便利な表現です。

今回は「doubt」と「suspect」の後ろに文が続く場合の違いを解説しましたが、それぞれの名詞形である「doubt」と「suspicion」にも同じような違いがあります。これはまた別の機会に解説したいと思います。

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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