これって英語でどう言うの?
日常生活でけっこうよく使う機会があるのに、とっさに英語にするのがなかなか難しいフレーズってありますよね。
これまでにもいくつかこのブログで取り上げていますが、今回は「足がしびれる」「足がつる」「足がむくむ」という、「足」に関する3つの英語表現を、例文とともに解説したいと思います。
足がしびれる
足の感覚がなくなり、思うように動かせない状態です。例えば、長時間正座をした後で、立てなかったりすることってありますよね。
そんな「足がしびれる」は、英語ではいろいろな言い方があります。ここでは「be asleep」「be numb」「have pins and needles」の3つを紹介しましょう。
be asleep
「asleep」は「眠っている」という意味でよく使われる形容詞ですが、「しびれている」という意味もあります。「be」のところには「is」や「are」などのbe動詞が入ります。
- My feet are asleep.(両足がしびれています。)
- My left foot is asleep.(左足がしびれています。)
be動詞ではなく、「fall」などの一般動詞を使う場合もあります。「fall asleep」は「眠りに落ちる」という意味でよく使われますが、やはり「しびれる」という意味もあります。
- I sat on the heels of my feet for two hours. My legs completely fell asleep.(2時間正座しました。完全に両足がしびれました。)
「asleep」は、足だけでなく、もちろん「腕がしびれている」と言いたい時にも使えますよ。
- My left arm is asleep.左手がしびれています。
be numb
「numb」は「かじかんで」「麻痺して」「しびれて」といった意味の形容詞です。しびれて感覚がなくなっているような時によく使われる言葉です。「be」のところには「is」や「are」などのbe動詞が入ります。
- My legs are numb.(私の両足がしびれています。)
- My foot is numb.(片足がしびれています。)
- My right arm is numb.(右腕がしびれています。)
be動詞ではなく一般動詞を使う表現もいろいろあります。
例えば「感じる」という意味の「feel」を使って、「feel numb」でも「しびれている」というニュアンスになります。
- My legs feel numb from sitting too long.(座り過ぎで両足がしびれています。)
「go numb」「get numb」「become numb」などでも、「しびれる」「しびれた」といった意味を表せます。
- My legs have gone numb.(両足がしびれてます。)
- My legs got numb(両足がしびれました。)
- My right leg became numb.(右脚がしびれました。)
have pins and needles
「pin」は「ピン」「まち針」、「needles」は「針」「縫い針」という意味です。「have pins and needles」は直訳すると「ピンと針を持つ」ですが、これは「足などがしびれてピリピリチクチクする」感覚を表しています。
- My right leg has pins and needles.(私の右足がしびれています。)
- I have pins and needles in my legs.(両足がしびれています。)
「get」を使い、「get pins and needles」で「しびれる」という意味になります。
- I got pins and needles in my legs.(私の両足がしびれました。)
足がつる
次は「足がつる」です。足がつった経験、ありますか?
「足がつる」「こむら返りをおこす」は、英語では「get a leg cramp」「get a cramp in one’s leg」「get a charley horse」といったフレーズで表すことができます。

get a leg cramp
「筋肉のけいれん」「こむら返り」「引きつり」という意味の「cramp」を使って、「get a leg cramp」で、「足がつる」「足がけいれんする」「こむら返りを起こす」です。
「get」を「have」に変えて「have a leg cramp」にしてもOKです。現在形の「have」の場合は足がつっている状態を表します。
He got a leg cramp last night.(彼は昨夜、足がつりました。)
I often get a leg cramp in the calf.(ふくらはぎがよくけいれんします。)
get a cramp in one’s leg
「get a leg cramp」と似ていますが、「get a cramp in one’s leg」でも「足がつる」「足がけいれんする」「こむら返りを起こす」です。「one’s」のところには「my」「your」「his」「her」などが入ります。
やはり、「get」を「have」に変えて「have a cramp in one’s leg」にしてもOKです。現在形の「have」の場合は足がつっている状態を表します。
- He got a cramp in his leg when he was walking.(彼は歩いている時、足がつった。)
- Ouch! I have a cramp in my leg.(痛! 足がつってる。)
get a charley horse
アメリカ英語のスラング表現に「charley horse」というのがあります。これは、「足がつること」「こむら返り」「筋肉のけいれん」といった意味です。試合中によく足のつった野球選手の名前から来た言葉という説があります。
Nancy gets a charley horse when she wakes up.(ナンシーは、朝起きる時、足がつります。)
足がむくむ
体調の悪い時などに足が膨らむことがあります。日本語では「足がむくむ」「足がぱんぱんになる」などと言いますね。こうした足が膨らんでいる状態を英語で言う場合は、よく「swell」を使います。
これに加え、「one’s dogs are barking」というフレーズも紹介しましょう。
swell / swell up
「足がむくむ」「足がぱんぱんになる」などは、「膨らむ」「腫れる」という意味の「swell」を使うことが多いです。能動態でも受動態の形でも表現できます。
- My feet swelled up from standing.(立ちっぱなしで足がむくみました。)
- His feet are swollen.(彼の足はむくんでいる。)
one’s dogs are barking
「one’s dogs are barking」というフレーズがあります。「one’s」のところには「my」「your」「his」「her」などが入ります。直訳すると「〜の犬が吠える」ですが、実は「足を使い過ぎてぱんぱんになっている」という、足がむくんでいる状態を意味します。
また、必ずしもむくんでなくても、「足が痛い」「足が棒のようだ」といった状況の時にも使える便利なフレーズです。
- My dogs are barking today.(今日はもう足がぱんぱん。)
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「足がしびれる」「足がつる」「足がむくむ」という3つの「足の問題」に関係する英語表現を紹介しました。
面白い言い回しもあります。とっさの時にすぐ出てくるよう、ぜひ覚えてください。そして実際に使ってみてくださいね。
byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。