英語の母音の発音矯正
こんにちは!
The rain in the Spain stays mainly in the plain.
(スペインの雨は主に平野にとどまる)
このフレーズに聞き覚えのある方はいらっしゃいますか?
これは有名なクラシック映画「マイ・フェア・レディ」の下町育ちの主人公が、独特の下町の母音の発音矯正をするために、言語の専門家と何度も何度も練習していたフレーズの一つです。
私もこの映画は小さい時に母と一度見ていて、ストーリーや要所要所の印象的な場面を覚えているのですが、英語など全くわからなかった当時、主人公の話し方がどう周りと違って、どう矯正されていったかなどは全くわかりませんでした。(ただ、話し方だけでなく身なりや立ち居振る舞いも洗練されていくので、その部分でストーリーを追えていた気がします)
英語の母音の発音で悩んでいたことがきっかけ
そしてこのフレーズは、英語が母国語の友人に私が「母音がどうもはっきりしなくて難しく感じてる…」と相談した時に、「じゃあちょっと試しに一緒にこれ言ってみて」と教えてくれたフレーズです。
“a” で韻を踏んだフレーズなのは一目瞭然ですが、“The rain in the Spain…”と少しずつ復唱していった時には何のことやらスペインの雨の様子がぼんやり浮かびはするものの、昔に見た映画の英語などもちろん当時聞き取れてもいなければ、覚えてもいなく…「マイ・フェア・レディって映画見たことある?これ主人公が発音練習に使っていたフレーズだよ」と聞くまで思いもしませんでした。
母国語に影響を受ける母音の発音
そもそもなぜ母音の相談に至ったのかというと、英語の母音はご存じの方も多いかと思いますが、a e i o u と書いてしまえば日本語と同じ5つですが、発音はそれぞれのアルファベットで何通りもあり、また一つとして日本語と同じ発音はありません。そして、もちろんその事を意識して練習したり、話したりしているつもりなのですが、ふとした時に自分の英語の録音を聞いて、私の母音の発音は自分が思っていた以上に日本語に引っ張られていることが分かったからです。話した当人ですらとても聞き取りづらいものがあり、普段コミュニケーションがとれていたことに驚きました。
発音練習には録音がオススメ
もちろん個人差はありますが、意識して話しているつもりの音と、実際に音として表現されているものが少し差がある事が多いため、話している英語を録音してみるというのは多くの専門家がオススメしている方法です。
とは言え、自分で自分の声を聞く…というのはとても居心地の悪いものですよね。。恥ずかしくて聞いていられない、または聞いて落ち込む…などちょっと躊躇してしまいがちな練習方法ですが、自分の欠点を客観的に知るには一番の方法でもあります。
イントネーションや発音に取り組んでいる方は、今までに気づかなかったいろいろな発見があるかと思います。ぜひ一度挑戦してみてくださいね!
by 講師Shizuka
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人講師による日本人のための英会話
オンライン英会話 Eigo Chat Lab!
website:https://www.eigochat.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・