カナダでの時間の表し方と使用通貨の単位
こんにちは!
前回は重さや長さなどをご紹介しました。今回は日本人に馴染みの薄い別の日常的な単位や表記法をご紹介していきます。
1.英語圏での時間の表記
こちらはカンタンです!ただおさえておきたいのが、英語圏ではビジネスシーンであっても、24時間(24 hour clock)で時間を表現することはほとんどありません。みなさんもご存知、am ・pm が使われています。
注意しておきたいのは、メールなどをサッと読んでいるときにamとpmの見間違えや見落としがあること。また、24時間表記に慣れてしまっているために、pmの表記があるにも関わらず無意識に頭の中で午前中と認識してしまうこともあります。特に、急いでいる時にはありがちですね。
また、こちらから時間を伝える時も、相手にわかりやすいように意識して”am” “pm”を使うようにしましょう。
もうひとつ、慣れていないと一瞬考えがちなのが12amと12pmです。
皆さんぱっとピンときますか??
こちら12amが夜中の12時、
そして12pmが正午の12時になります。
相手の方も同じく海外出身で 12 hour clock に慣れていないこともあります。以前夜の8時から翌日の昼12時までで予約していた引っ越し用のトラックを受け取りに行った時、受付の方の勘違いで「返却時間は夜中の12時までになってます」と言われて一瞬焦ったことがあります。(引っ越しは翌日の午前中を予定していました)
パソコン上の画面を確認させてもらうと、そこには「12pm」の表記。相手の方がこれが正午だとピント来るまで多少時間がかかりましたが、無事に翌日までトラックを借りることができました。

2.英語圏でのお金の単位
日本のお金は、1円・5円・10円・50円…と慣れているせいもあるかと思いますが、計算もしやすくとてもわかりやすいですよね!
今回はカナダドルの単位をご紹介します。
まず、よく目にするのが
$14.99
などの表記です。
こちらは、日本でいう「特売99円!」などと同じく少しでも安く感じさせる販売戦略です。しかし、実際にお金を払う場面では100円より1円安い日本とは違い、実はこちらは現金払いだと15ドルのままなのです!
不思議に思った方、いらっしゃると思います!
実は、小数点以下の部分はセント(cent)という単位になるのですが、昔はあった1セント硬貨(ペニーpenny)が今は製造も使用もされておらず、5セント・10セント硬貨のみとなっています。つまり現金払いで$14.99を支払うことが物理的に不可能なのです。
ですが、変わったのは現金の硬貨のみで金額設定と価格表記は以前のままになっていて、カードでの支払いは変わらず1セント単位で行われています。
現金の場合はどうなるかというと、切り上げ(round up)・切り捨て(round
down)が行われます。
原理は四捨五入と同じですが、5セント硬貨があるため境目が細かく、
$1.02以下= $1
$1.03以上$1.7以下=$1.05
$1.08以上$1.12以下= $1.10 …
といった具合になります。
現金で支払う時はちょっとややこしいですが、焦ってわからなくなってしまった時は店員さんに聞けば、親切に教えてもらえます。
そして、もうひとつ日本人に馴染みがないのが2ドル硬貨、そして25セント硬貨(クオーターquarter)になります。コインロッカーやコインランドリーなどで使えるのが25セント硬貨という場合が多いです。なので、25セント硬貨は便利な硬貨ですが、日本人にとって使い慣れるまではちょっと厄介な硬貨かもしれません。
そして、会話で硬貨を指す場合は25セントとは言わず、「 quarter(クオーター)」という場合がほとんどですので、こちらもおさえておきましょう。
もうひとつ会話で注意したいのが、ドルを意味する単語。こちらも日常会話では
「ダラーズ dollars」よりも「バックス bucks」が使われる方が多いです。同じ意味だとおさえておきましょう。
硬貨の場合は、色・形でどの硬貨か判断できるまで少し時間がかかります(カナダの場合は10セント硬貨が5セント硬貨より小さかったりします!)。クレジットカードや電子マネーが普及した現代社会とはいえ、まだ現金の出番もある今日、使う機会がある時は楽しみながら慣れていけると良いですね!
by 講師Shizuka
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