トラウマとカオスの英語の発音
カタカナと英語の発音と、ずいぶん音的に違うなと感じることは多いです。
トラウマは英語でtraumaと綴ります
例えば「トラウマ」
そうです、過去の酷い経験が心の傷となってその後の思考や行動に大きな影響を及ぼす「トラウマ」です。日本語では「心的外傷」などと表現することもあります。
さて、その「トラウマ」ですが、英語ではtraumaと綴ります。
traumaの発音は、あえてカタカナ表記すると「トローマ」といった感じです。
始めて英語のtraumaを聞いた時には、やはりトラウマとはずいぶん印象が違うなと思ったものです。
さらに形容詞のtraumaticという単語もよく使われるので覚えておくと便利です。traumaticは「トローマティック」といった音になります。
決して「トラウマチック」と発音しないでください。おそらくネイティブには通じません。
要チェックなカタカナで定着した単語を他にも見てみましょう。
カオスはchaosと綴ります
混沌を意味するカオスは英語でchaosと綴ります。発音はカタカタ表記するなら「ケイアス」といった感じです。綴りだけみると「カオス」と読みたくなりますが、気を付けてください。
chaosにも形容詞があり、chaoticと綴ります。こちらは「ケイアティック」という発音になります。
私が以前、バックパッカーとして海外を放浪していた頃、ユースホステルで同室の日本人とイギリス人とおしゃべりしたことがあります。その中でユースで知り合った日本人がコペンハーゲンで行ったというイベントをchaosだったと表現するのに「カオス」と日本語のカタカナの発音で話していました。おそらく彼は英語の発音を知らなかったのだと思います。すると同室のイギリス人は怪訝な表情で「いったい何のこと?」といった表情を浮かべていました。そこで、私がすかさず「ケイアス」と横から言いなしてあげた思い出があります。
日本人にとってカタカナはこうしたコミュニケーションの盲点を作り出してしまいます。なぜなら日本人の意識の中にはカタカナ=外来語、そして外来語は英語が中心という思い込みがあるからです。
ちなみに今日取り上げた「トラウマ」と「カオス」は広辞苑を引くとどちらもギリシア語由来とあります。私はギリシア語の発音を知りませんが、ひょっとするとカタカナ表記にかなり近い音なのかもしれません。その場合は、むしろ英語の発音がなまっていることになりますね。
ただ、いずれにしても英語でコミュニケーションを取る際には、英語の発音に統一するべきです。
by Mogu
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