英語が話せるようになるマインド作り
話せないのは語彙力がないから？
今週こんなことがありました。
ルーマニア出身の英語講師の方とお話をした時のことです。彼女もルーマニア出身なので英語は第二言語です。話し始めて数秒で彼女の英語レベルの素晴らしさに圧倒されます。彼女の英語はそれは丁寧で自然。スムーズに英語を操り、そして何より難しい語彙がスラスラとあちらこちらで使われています。聞けばわかるが、そう簡単には使えないと私たちが思うような語彙ばかり。
すごいなーこんな風に色々な語彙をスラスラ使いたいなと素直に思ってしました。
しかし一方で、中学校で習うような基本語彙ばかりを並べる私が話せていないかというとそうでもありません。しっかりと相槌を打ち、コメントをつける。時折質問をしては、質問に答える。どちらか一方が多く話すといった少し後味の悪い会話ではありませんでした。
私と彼女の差は明らかですが、行き着いた先は同じです。情報を受け取り、こちらの情報を伝える。そもそもそれがゴールですよね！大切なのはこのゴールに辿り着けるかどうか。
英語を話すことに必要なものは語彙力よりマインド
語学学習者の中には「語彙不足」を課題として一番に挙げる方が多くいらっしゃいます。
ここでもう一度。あなたが話せないのは語彙力がないから？
「ランニングが好きで最近は頻繁に行っている。持久力がないのが課題だ！より長距離走れるようになりたい」
「頻繁」「持久力」「課題」「長距離」。初級者でも上級者でもさっと英語に変えられない語彙には、常に出会うものです。ここで大切なのは、それらの正しい英語を見つけようとするのではなく、どうにかそれを別の形でもいいから伝えてみようとするマインドです。実際に話す待ったなしの場面では、知らない語彙で詰まる方よりどうにか別の形でも伝えられる方のほうが、話をスムーズに進められることは容易に想像できます。
「語彙不足」を一番の課題に挙げる前に、もう一度このマインドが一番の課題？ではないのか、見直してみましょう。
次回はこのマインド術強化方法をお伝えしていきます。
by M☆Kurumi
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