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日本語から訳さない英語を話す練習法

木製のマネキンが、テーブルの上に開かれた本の前に立っています。その上の黒板には、日本語、英語、その他の言語で「翻訳」という単語が表示されています。画像全体に大きな赤い X が描かれています。
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本物の英語を話す練習方法

 

英会話の初心者がやってしまいがちなことに、英語を話すときに頭の中で「日本語から英語への翻訳」をしていることがあります。
えっ、それって当たり前じゃないの?
そう思った方は要注意です。

なぜかって?その方法を続けていっても永遠に英語を流暢に話すことが出来るようにはならないからです。

ええ~、そーなんですか?
いくつかポイントがあるので、順を追って正しい英語を話す練習法を解説します。

目次

  • 会話に不自然な「空白」が生まれてしまう
  • イメージからダイレクトに英語にして話す練習
  • なんとなくbe動詞を使っていませんか?
  • 英語を話す時の主語と動詞を選ぶ練習
  • 大切なことはちょっとした読み替え
  • 主語を「人」以外にして話す練習
  • つねに別の単語の選択肢を意識して話す練習
  • 頭の中のイメージからダイレクトに英語で話す練習法

会話に不自然な「空白」が生まれてしまう

まず、日本語から英語への翻訳を頭の中でしていると、本来の会話ではあり得ない不自然な「空白」が生まれてしまいます。
まー、確かに考えている間は「準備時間」になるので、しゃべれないですよね。
そうです。すると、あなたが頭をフル回転させて日本語から英語への翻訳作業をしている間に、あなたの話し相手は待たされている状態です。1対1の会話のレッスンで相手が英会話の先生であれば、あなたが英語を話す準備をしているのを辛抱強くまってくれるでしょう。
そうそう!私の英会話の先生は優しいんで、いつも黙って私が言い終わるまで待っていてくれるんです。
でもそれがグループレッスンだったら?
グループレッスンだと、他の生徒さんもいますよね・・・
別の生徒さんが受け答えをして、話題は既に別のものへ移ってしまっていたという経験を多くの方がしていると思います。内心、「あとちょっとで私の英文は完成したのに」と思っても、もうその話題は終わっているのです。
ああ、そういうこと何度も経験しています!
日常生活の会話の場面では、言わずもがな、ですね。

だから、日本語から英語への翻訳をやめて、これから説明する正しい英語を話す練習が必要なんです。

 

イメージからダイレクトに英語にして話す練習

では、どうすればいいんですか?
結論から言えば、「頭に思い浮かんだイメージを、日本語を介さずにダイレクトに英語にする練習」をすることです。
えー、そんなことできない!
そう思う方こそ、ぜひトライしてみてください。
英語を話す時に、何に気を付ければいいんだろう?
イメージから直接英語にする練習で大切なことは、S+Vの感覚です。
S+Vって、「主語」+「動詞」ってことですよね?
そうです。

英語の意味の骨組みは、主語(S)を何にするか、そして動詞(V)に何を使うかで大枠が決まってきます。だから、頭に浮かんだイメージから「主語はこれ」「動詞はこれ」と意識して英文を作る練習をすると大まかな英語の構造が自然とできてきます。

 

なんとなくbe動詞を使っていませんか?

う~ん、言っていることはなんとなく分かるけど私には難しそ~。
始めのうちは、主語を「人」にするのか「もの」や「こと」にするのかの二者択一、動詞を「be動詞」にするのか「一般動詞」にするのかの二者択一、これだけでもずいぶんと英文を作りやすくなるはずです。
私、なんとなくすぐbe動詞を使っていまうんですよね。
それは典型的ですね。

初心者の方にありがちなのは、なんとなく主語を「人」で初めて、次に条件反射のように「be動詞」を続けて、それ以降の文が続かず黙ってしまうというもの。

そうです。

I’m uh……

You’re uh……

みたいな感じで、すぐにつっかえて黙ってしまうんです。練習不足なのかな~?

そうですね。何度も練習をして、その悪癖をなくすだけでも、英語を話すことに関して「脱初心者」への第一歩を踏み出せます。

 

 

英語を話す時の主語と動詞を選ぶ練習

例えば、何かの映画の話をしていて、どのシーンが一番好きかという話題を振られたケースを考えてみましょう。英会話教室では、よくある会話の練習風景ですね。
はい、英会話教室で映画は鉄板ネタですね。
あなたの頭の中では「私は主人公の恋人が監禁された古城から救い出される場面が一番かっこよかったと思います」というフレーズが思いついたとします。すると、頭の中では「英語を話す準備」が始まると思います。

 

大切なことはちょっとした読み替え

そういうこと、すっと英語で言えるようになりたいんですよね~
ありがちなのは、「私は…思います」だから、I think…で始めるケース。

もちろん、これでも英語を話すことはできます。

I think that the best scene is when the hero’s lover was rescued from an old castle.

なるほど、これ正解でいいじゃないですか。
はい、正しい英文です。

しかし、これを「私は…のシーンが一番好き」と読み替えても意味は同じですよね。すると、その読み替えが動詞の選択に影響するのです。

I like the best when the hero’s lover was rescued from an old castle.

おお、likeに変わった!確かに、これでも伝える内容は同じですね。
ちょっとした工夫ですが、これだけで文が少しシンプルになります。
なるほど、話したい文を意図的に読み替えてみる練習が英語表現のバリエーションを広げてくれるんですね!

主語を「人」以外にして話す練習

さらに、話しているのは自分なのだから、わざわざ「私は…思う」とか「私は…好きだ」なんてつける必要はないなと思い当たれば、それは主語の選択に影響します。

The best scene was when the hero’s lover was rescued from an old castle.

ああああああああ!主語がIからThe best sceneに変わった!私ちょっと驚きすぎ?でも、私こういう発想の転換が英語を話してる時にできないんだー。
これが、「人」を主語に置かないで英語を話すケースです。特に日本人は自分の意見を述べる時に、I thinkで始める人が多いのですが、それが必ずしも必要ではないということです。
主語を「人」以外にしたことで、さらに英語表現のバリエーションが増えますね。
そうなんです。

また、必ずしも場面sceneという単語を使わなくてもいいなと思えたら、

The rescue of hero’s lover from an old castle was the most impressive.

とrescueを動詞ではなく名詞にして、さらにシンプルになります。

 

つねに別の単語の選択肢を意識して話す練習

これは、意識的に練習しないとできなそう。
そうですね。

また、ここで注意したいのが、最初に思いついた日本語が「私は主人公の恋人が監禁された古城から救い出される場面が一番かっこよかったと思います」だから、「かっこよかった」って英語で何て言うんだろうと、延々と悩まないことです。

あっ、それすごく分かります。私、これ何て言うんだっけって思うとずーっとそのこと考えてるんです。
それも英会話の初心者には典型的なことです。上の例では、シンプルにthe bestとかimpressiveとか同じ意味で解釈できる自分の知っている単語で話す練習をしてみるといいです。

 

頭の中のイメージからダイレクトに英語で話す練習法

ここまでの話は困ったときに英文を作るヒントにはなったんですけど、これって結局、頭の中で翻訳してるんじゃないんですか?
するどいですね!確かに「訳している」という感覚はまだ少し残っているかもしれません。しかし、慣れてくると、英語でも一瞬でこういった選択ができるようになるのです。
ええっ、一瞬で。今の私には絶対無理だわ。それも練習次第ということ?
そうです。

母語の日本語を話す時を想像してみてください。会話の途中で、一瞬まよってから別の言い方に変えることがあるはずです。そんなときは頭の中のイメージと言葉の表現がほとんどタイムラグなく連動しているはずです。

確かに、そうかもしれないです。
初心者の方がいきなり英語を頭に浮かんだイメージのままに話すことは不可能なので、最初はきまった言い回しを覚えて、会話を繋ぎながら、できるだけ翻訳作業をやめて話す練習を心がけてください。
はい、わかりました!やっぱり練習が大事なんだ。
そして、主語と動詞は何を使うかに意識して、単語の選択はなるだけ簡単なものを選びましょう。頭の中の翻訳を止めて、イメージに基づいて考えながら話す練習を続けると会話がずっと自然なものなってくるはずです。

 

by Mogu
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執筆担当 阿部担当講師  阿部 毅(TOEIC985点)