Slippery Fish
こんにちは!
皆さんは、最初に英語に興味を持ったきっかけは何でしたか??
洋楽や洋画が好きでそこから英語が好きになった!という方もたくさんいらっしゃいますよね!
日本語とは全く違う英語そのものの響きの魅力はもちろん、音楽や映画の構成・テンポ一つとっても色彩が異なるものに触れられるのも魅力の一つです。
ただ、お気に入りの曲の歌詞を見てみて、難解だった経験はありませんか??
詩的に表現されていたり、スラングが多かったりと、難易度が高い事が多い印象があります。
そこで今回は、皆さんきっと普段あまり親しむことのない子どもの歌についてご紹介したいと思います。
頭に残りやすいキャチーなメロディーに加え、実は頻出単語や基本文法が散りばめられていて、発音練習にももってこいなんです!
Slippery Fishの歌詞の内容
今回はジングルベルなどのように日本語にはなっていない “Slippery Fish” の一節をご紹介します。こちら魚がタコに、タコがマグロに、マグロがサメに…食べられていくちょっぴりシュールな内容ですが、リズムの良い楽しい歌です♪
まずこの “Slippery” 、「滑る」の形容詞ですが、「道路が滑りやすいから気をつけて!」「これツルツルしてて持ちにくい…!」など、日常でとてもよく使う単語です。
こちら歌詞を見ていくと、
Slippery fish, Slippery fish(つるつるの魚、(掴みづらくて逃げられやすい)つるつるの魚)
Sliding through the water(水の中を通り抜けて(滑り抜けて)いくよ)
Slippery fish, slippery fish(つるつるの魚、つるつるの魚)
Gulp, gulp, gulp(ガブ、ガブ、ガブ!)
Oh no, it’s been eaten by a- (ああ!食べられちゃった!)
Octopus, octopus ….(タコに…)
と続いていきます。
子どもの歌として意訳すると上記のような感じになりますが、こちら文法的にみると、
Slippery Fishの文法ポイント
Slippery FISH sliding through the water (水の中を滑り抜けているつるつるの魚)
形容詞のSlipperyがFISHを前から修飾して、sliding through the waterが現在分詞の意味の塊として後ろからFISHをダブルで修飾する形で、どんな・何をしているところの魚なのかを説明しています。
また、続くこちらも
Oh no, it’s been eaten by a- octopus (直訳:ああ!それ(魚)は食べられてしまった。タコによって。)
と、現在完了形・受動態の両方によって表現されたとても英語らしい表現の歌詞が続きます。
日本語だと「タコに食べられちゃった!」が自然な響きのこちら、”it is eaten” でも、”it was eaten” でもなく現在完了形なのはどうしてでしょう?
どれも「タコに食べられる(た)」と訳せますが、こちらの場合、時でみると点としての食べる行為そのものに注目しているのではなく、現在完了にすることで、「魚はタコに食べられた=今も食べられた状態でいる=魚は食べられ今はタコのお腹の中」そんな状態を含めこの全てのニュアンスを伝えきることができるためです。
魚はタコのお腹の中に入り、そのタコはマグロのお腹の中に入り…と最後は一番大きなクジラに食べられて終わるこちらの歌にはぴったりの表現ですね!
覚えやすいので、文法や発音も気にしながら口ずさむととてもいいアウトプットにもなります。
ぜひYouTube “Slippery Fish” で検索してみてくださいね♪
by 講師Shizuka
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