Passive VocabularyとActive Vocabulary
こんにちは!
今回は引き続き単語の話題です。
みなさんはpassive vocabulary とactive vocabulary という言葉を聞いたことはありますか?
これは、「聞いて(読んで)意味が分かる言葉」と、「意味・ニュアンス・使い方まで正しく習得し自分で使いこなせる言葉」といった意味になります。
「言ってることはわかるのに、話せない…」「読めるのに書けない…」こんな壁にぶち当たったことはありませんか?
これは、passive vocabulary をすでにたくさん身に着けていて、active vocabulary が少ない傾向であることが一因かもしれません。
Passive(受動的)からActive(能動的)へ変えていく
とは言え、passive vocabulary の方がactive vocabularyより多いというのはごくごく自然なことです。むしろ1度 passive vocabulary として取り込んだ後に、実際に使い始めてそれが馴染んで初めて active vocabulary として身についた状態になるので、学習を重ねながらpassive 側からactive 側へどんどん単語を移行させていけたとしたら、とても理想的な状態です。
と、口で言ってしまうのは簡単ですが、実際に様々な単語を active の状態までもっていくのはそこまでたやすい事ではありません。
意識して言葉を使う機会を増やす
言語は小さいうちの方が習得が早いと言われるのは、母国語でも聞いた言葉をどんどん自分のものにして使うという過程を自然にやっている時期だからなのかもしれませんね!
みなさんも「英語圏で生まれ育って、両親が日本人で家では日本語」という環境で育つと自然にバイリンガルになるというイメージがありませんか?もちろん、時期も環境も理想的ではあるのですが、、
実はそんなことはないんです!
「日本語は聞く分にはわかるけど、そんなに話せない」もしくは「親→日本語で話しかける・子ども→英語だけで返す」といったことも珍しくないんです。
両方が流暢な方は、日常生活に加えて特別に日本語の学習もしてきていたり、英語圏・日本の両方で暮らして育った経験がある人の方が圧倒的に多いです。
それだけ重要な「使う」機会を作ることは、英語を学習する上でとても大切になってきます。
新しい単語を「使う」には、単語の意味だけでなく使い方を知ることから始まります。
品詞や文法的な使い方を知るのももちろんですが、より自然な英語を目指すには、
- ポジティブなニュアンスかネガティブなニュアンスか(例:ケチと節約上手のニュアンスの違い)
- どの程度の意味が込められているか(例:暑いと灼熱の違い)
- どういった単語とセットになりやすいか(例:○offer advice ×award advice)
- どんなシーン、文脈で使われやすいか
などをしっかり抑えると使いこなせるようになります!
とはいえ、全部の単語でこれをやっていくのはとても大変な作業なので、自分にとって「これは使いたい!」という単語に出会った時にはぜひしっかりとした active vocabulary に出来るところまで落とし込んでみてくださいね!
by 講師Shizuka
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