- TOEIC Part2対策 解き方と勉強法
- TOEIC Part2の解き方
- 選択肢のパターンを見分けるコツ
- TOEIC Part2 おすすめ勉強法
- まとめ
TOEIC Part2対策 解き方と勉強法
TOEIC Part2は、全25問のリスニング問題です。問題文も選択肢も全て音声で出題されます。
TOEICの中でも難易度が低いとされるPart2は、リスニングの大きな得点源として期待ができるパートです。しかしながら、音のみをたよりに答えを選ぶ必要があるため、英語の聞き取り自体に慣れていなかったり、TOEICの他のパートで文字情報から予測して問題を解く癖がついていたり、苦手と感じる場合もあるでしょう。
今回は、TOEIC Part2の解き方、勉強法をご紹介します。
早速見ていきましょう。
TOEIC Part2の解き方
Part2では問題や選択肢が記載されていません。音声のみで出題され、選択肢から答えを予想することができないため、純粋にリスニング力が試されます。
全て短文のため、解き方はシンプルです。
流れてくる音声を全て聞き取るつもりで、問題文で何を聞かれているのかを把握します。特に出だしに神経を集中させ、まずは問題文が以下の中のどの形なのか見当をつけましょう。
- 疑問詞疑問文(What, Which, Who, Where, When, Why, How)
- Yes/No疑問文
- 平叙文(普通の文)
- 否定疑問文(Isn’t it~? Doesn’t he~? など否定形で始まる文)
- 付加疑問文(~, is it? ~, doesn’t he? など疑問文の最後に動詞の肯定/否定、主語が続く)
次に問題文の後に流れる3つの選択肢から正しい選択肢を選びます。問題文を聞いたときに、なんとなく答えを予測しておきましょう。
選択肢のパターンを見分けるコツ
Part2の選択肢はA、B、Cの三択ですが、これにはいくつかのパターンがあります。どれも問題の難易度を左右するものなので順を追って解説していきます。
似た音や同じ音の単語が入った選択肢(誤答)
これはひっかけのハズレの選択肢に見られる傾向です。質問の中に含まれていた単語と似た音の単語や同じ単語が意図的に用いられています。質問の意味が取れず、音だけを頼りに正解を選ぶ受験者をひっかけるための出題者側のテクニックのひとつです。
質問の文脈をずらしてくる選択肢(誤答)
これも非常に多い誤りの選択肢に見られる形式です。TOEIC Part2の試験の中でもかなりの部分をこの選択肢が占めています。例えば、質問は場所を聞いているのに、誤答の選択肢は時間を答えている、逆に質問は「いつ?」と時間を聞いているのに、ひっかけとして場所で答えるなど典型的な例です。
質問に対して直接でなく間接的に応答している(正解の選択肢)
これは一般的に対策が立てやすいと言われるTOEIC Part2の中にあって、もっとも要注意な種類の選択肢です。例えば、質問では「明日の研修に出席しますか?」と聞いているのに対して、「はい、出席します」や「いいえ、出席しません」と直接的に答えるのではなく、「明日は、大事な顧客と会う予定があります」など言外に忙しいの出席できないという意味を表現した選択肢です。これは、リアルタイムで受けている受験者の視点からすると、一見、正解かどうかの判別が付きづらいケースが多く、時に上級者も煙に巻く難問となることがあります。
TOEIC Part2 おすすめ勉強法
Part2でも単語、文法知識を強化する
語彙を増やし、基本文法を定着させることは、TOEICの他のパートの対策にもいえますが、英語力の土台になる部分です。
特にリスニングでの対策として、文字だけでなく音でも覚えることを習慣にしましょう。単語を勉強するときは、必ず音声も同時に確認し、自分で発音してみます。単語や熟語を見て意味がわかる、聞いても意味がわかる状態を作っておくことが大切です。
基本文法の学習でも同じことがいえます。
文法を理解したら、例文を音読するようにします。声に出して読みながら、意味を思い浮かべるようにしましょう。そうすることで、読んでも聞いてもその文法を使った英文の意味がわかるようになります。
Part2はディクテーションで弱点をあぶり出す
ディクテーションとは、聞こえた音声をその通りに書き取る方法です。
短い英文を聞けるようになるために適した練習方法なので、Part2対策にピッタリといえます。
以下のやり方でやってみましょう。
- TOEIC Part2の模試や予想問題を使います。
- 1回目は問題文、選択肢を全部聞いてから、紙に書き出します。
- 2回目は一文ずつ止めて書き取りましょう。
- 答え合わせをして、聞き取れなかった箇所はわかるまで何度か聞き直します。
- できるだけ正しい発音で音読を繰り返してください。
- 最後にもう一度音声を聞いて、聞き取れなかった部分が聞こえるか確認して終了です。
これを何度か繰り返しやっていると、聞き取ることが苦手な音がはっきりしてきます。
音読のときに正しい発音で読めているかを意識しながら、重点的に練習してください。
Part2からシャドーイングをはじめよう
シャドーイングはリスニング力アップに欠かせないトレーニングです。
まだシャドーイングにチャレンジしたことがない場合は、他のTOEICリスニングセクション対策としても大変効果的なので、一文が短いPart2から練習をはじめてみましょう。
- まずはTOEIC Part2の音声を流して、スクリプトを見ながら発音を確認します。
- もう一度音声を流し、1~2語遅れて真似して発音しましょう。このとき正しい発音で読むよう心がけてください。
シャドーイングがうまくできるようになると、英語の音を正しく聞き取るリスニング力がついていきます。特にPart2は音声のみの出題なので、シャドーイングに慣れることによって、英語の音を正確に取る力を鍛えていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
TOEICでは易しいとされるPart2ですが、だからこそ確実に点数を稼ぎたいパートです。英語の音をそのまま聞き取ることができるように、ぜひディクテーションで弱点を見つけて、シャドーイングでリスニング力を強化してみてくださいね。
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By Eli
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ライターEliのプロフィール
英語力ゼロでアメリカ留学後、独学4ヶ月でTOEIC800越えを達成。大学卒業後は、翻訳、海外事務に従事。現在は英語講師として、幼児から社会人まで、英会話から大学受験までの指導にあたる。TOEIC970。