英語がネイティブっぽく聞こえる話し方
英語を学ぶ人の中には「ネイティブのように話せるようになりたい」という人が少なくないのではないでしょうか。ネイティブのように話せたらいいですよね?
ネイティブ並みになるにはそれなりに努力が必要な気がしますが、お手軽なやり方はあるようです。最近、インターネットで「ネイティブっぽく聞こえる英語のフレーズ」というサイトを見つけました。
一見ネイティブっぽく見える英語のフレーズ
まず、“you know”が紹介されていました。何か言った後につける”you know”です。「わかるでしょ?」のように、軽い感じて聞き手に同意、共感、理解を求めるといった、便利なフレーズで、10秒に1回は”you know”と言っているのではないかというぐらいよく使う人もいます。

極端な例ですが“This is a pen”でやってみましょう。
“This is, you know, a pen, you know”
こんな具合になります。まあ、ある意味、ネイティブっぽく聞こえますね(笑)。
サイトではもうひとつ、”be like”が紹介されていました。
「~みたいな」というニュアンスで、日本語でも口語体でよく使いますね。
“I was like I can’t drink anymore(私もう飲めない、みたいな?感じだったの)”とか“I was like what is he doing?!?(彼ったらいったい何やってるの?みたいな?感じに思ったわ)”。このように特に意味のない、でもこなれて聞こえるフレーズです。
これも“This is a pen”でやってみましょうか。
“I was like this is a pen”
「これはペンですって言ったのよ~」みたいな(笑)?
これらのフレーズを使えば、こなれた英語に聞こえる、つまりネイティブの話す英語に近づく というでした。なのですが、筆者は使いたいとは思いません。個人的な嗜好です。すみません!
お手軽フレーズを場面で使い分けできるか
まず、音的に品よく聞こえないのです。次に、”be like”も”you know”も、はっきりした物言いを避けて逃げ道を作っているように思えます。そして、これらのフレーズはオフィシャルな場面では使われません。使い分けられればよいですが、これらのフレーズが口グセになりオフィシャルな場面で使ってしまったら、まともなオトナとしての見識を疑われる気がしてなりません。紳士淑女のみなさんは使わない方が賢明と思ってしまいます。
外国語は、まずきちんとした基本を習得すべきではないでしょうか。「基本を知って崩す」。言語だけに限らず、あらゆる分野で言われていることですから。
By Acco
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