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肉・ステーキなどの焼き加減を英語で言うと? 

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肉の焼き加減はレア、ミディアム、ウェルダンだけじゃないって知ってた?

 

ステーキなどの肉の焼き加減を英語で言う場合、真っ先に思いつくのが、「レア(rare)」「ミディアム(medium)」「ウェルダン(well done)」ではないでしょうか。

もちろんご自分の好みが「レア」「ミディアム」「ウェルダン」のどれかであれば問題ないのですが、肉の焼き加減には、実はもっと細かい種類があり、それに対応した英語表現があるのです。その数、驚くことになんと10通り! 英語圏の人々の、肉を自分好みに美味しく食べたいというこだわりの表れでしょうか。

 

今回はレストランやバーベキューパーティなどで肉の焼き加減を聞かれた場合の答え方、そして10通りあるステーキの焼き加減の英語表現をご紹介しましょう。

肉の焼き加減一覧表

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rawblueblue rareraremedeium rare
678910
mediummedium wellwellwell donevery well done
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肉の焼き加減の英会話例

レストランやバーベキューパーティで肉の焼き加減を聞かれることはよくあります。またステーキだけでなく、ハンバーグを注文しても焼き加減を聞かれることがあります。

 

Waitperson:How would you like your steak?

Customer:I’d like my steak medium, please.

接客係:ステーキの焼き加減はいかがなさいますか?

客:ミディアムでお願いします。

 

「ステーキの焼き加減はいかがなさいますか?」は他にも、「How would you like your steak cooked?」や「How do you like your steak?」などがあります。

 

答え方は「I’d like my steak medium, please.」などとし、「medium」の部分に自分の好みの焼き加減を入れましょう。焼き加減の種類については後ほど詳しく説明します。

 

「I’d like」などをつけずに、「Medium, please.」とシンプルに答えることもできなくはありませんが、上のように「I’d like my steak medium, please.」(ミディアムでお願いします)とちゃんと文章にして答えた方が丁寧です。「Medium, please.」だけだと「please」がついていてもぶっきらぼうな印象になります。

※関連のコラム「住んで使ってわかった。 なんでも“please”をつければいいものではない」http://eigochat.jp/blog/?p=2644 をよかったら読んでみてください。

 

ちなみに、レストランなどの接客係は、「waiter(ウェイター)」や「waitress(ウェイトレス)」と呼んでいましたが、最近では、上の例文で示したように、男女を区別せずに「waitperson」と呼んだりすることが多くなっています。またアメリカ英語では「server」という言い方もあります。

 

ステーキなどの焼き加減を英語で言うと?

ステーキの焼き加減10通り

次にステーキの焼き加減の英語表現を列挙します。便宜上読み方をカタカナで表記します。

 

1. raw(ロー)

「raw」は火が通っていない状態です。「生の」「未調理」という意味になります。しかしこの火が通っていない状態は、ステーキそのものの焼き方としては注文することはまずありません。「tartar steak」(タルタルステーキ:ミンチにした牛肉に、香味野菜などを混ぜ合わせ、塩や胡椒、オリーブ油などで調味した料理)などの料理に使うのは生の牛肉ですので、この場合の肉が「raw」です。

 

2. blue(ブルー)

「bleu」とも表記されます。さっと数秒表面を炙っただけで、ほぼ火が通っていない状態です。

 

3. blue rare(ブルー レア)

「2」の「blue」よりも長めに、数十秒程度表面を焼いた状態です。

 

4. rare(レア)

表面は焼けていますが、肉の中心部は生という状態です。

 

5. medium rare(ミディアム レア)

「4」の「rare」よりは火が通った状態です。しかし、肉の中心部は生です。切ると多少血がにじみます。

 

6. medium(ミディアム)

肉の中心部は火が通っています。肉を切った断面は薄いピンク色をしています。

 

7. medium well(ミディアム ウェル)

「6」の「medium」と「8」の「well」の中間の焼き加減です。肉の色はピンク色が残る程度の焼き加減です。

 

8. well(ウェル)

次の「9」の「well done」より少し弱めの焼き加減です。しっかりと火は通っていながら、肉のジューシーさも残っています。ピンク色はほとんど残っていません。

 

9. well done(ウェル ダン)

しっかりと焼いた状態です。肉汁はほとんど出ません。

 

10. very well done(ヴェリー ウェル ダン)

完全に中まで焼いた状態です。切っても肉汁は出ません。「raw」と同じく、この「very well done」を注文する人はまずいないと考えていいと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、レストランやバーベキューパーティなどでステーキの焼き加減を聞かれた時の会話例や、10通りもあるステーキの焼き加減をご紹介しました。

 

そして、この10通りの中でも、とくに「blue」「blue rare」「rare」「medium rare」「medium」「medium well」「well done」の7つを、海外のレストランなどのメニューでよく見ます。

いろいろと試してみて、自分の好みの焼き方を見つけるのも楽しいのではないでしょうか。

さっそく覚えて使ってみてくださいね。

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byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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執筆担当 阿部担当講師  阿部 毅(TOEIC985点)