vaccineの意味と語源は?
コロナ関連の英語についてシリーズ2回目です。
今回はvaccineという英語の意味と語源について。
vaccineの意味と語源
Vaccine:毎日毎日、聞かない日はないというくらいの単語ですが、「ワクチン」のことです。しかし、英語は日本語の「ワクチン」とだいぶ発音が違い、「ヴァクスィーン」と発音します。ここ、まず気を付けてください。
ワクチンの語源はラテン語のVacca(ワッカ = 雌牛)から来ており、世界初のワクチンとして知られる天然痘ワクチンが牛から取られたことに由来します。
18世紀、牛の病気である牛痘に感染した人間は、天然痘の免疫を獲得し、罹患しないか軽症で済むことが知られるようになりました。これをイギリスの医学者であるエドワード・ジェンナーが実験として少年に牛痘の膿を植え付け、その後天然痘の膿を接種して事実だと証明します。初めてこの話を聞いたときは「恐ろしいことするもんだな」と思いましたが、一方で医学の進歩ってこういうことの連続なのかもしれないな、と母親と奥さんに人体実験を繰り返した日本の麻酔医・華岡青洲を思い出しました。
roll out
Roll out:ワクチンと一緒によく見聞きするのがこのroll outで、「提供開始」「本格展開」などの意味になります。今、各国でワクチン接種が行われ、全国民へと接種を展開しているところなので、おのずと目にすることが多いです。これはワクチンだけでなく、何か新製品の提供開始、あるいは製品の販売が展開されるときにも使われるので、覚えておくといいでしょう。
https://www.chc1.com/vaccinator/
vaccinator(vaccineの派生語)
vaccinator:今非常にホットな単語として聞くのがこのvaccinatorです。その名の通り「ワクチンを打つ人」という意味で、アメリカでは広く募集をしています。なんだかちょっとターミネーターをイメージしてしまうのは私だけでしょうか。
by Yukari
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ライターYukariのプロフィール
イギリス留学後、英会話講師を経てフリーランスで翻訳・通訳の仕事に携わる。都内広告代理店にてグローバルマーケティングリサーチャー、官公庁関連施設にて通訳、医療情報サイトエムスリーにて医療翻訳記事執筆
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