気持ちが抑えられない時の英語表現
「うずうず」「わくわく」…、何かをやりたい時、何かが待ち遠しい時、何かを楽しみにしている時など、日本語でよく使いますよね。では英語ではどのように表現するのでしょうか。
今回は「うずうず」「わくわく」の英語表現を例文とともに紹介したいと思います。
うずうずする
「うずうずする」とは、「何かをしようとする気持ちが抑えがたいさま」と国語辞典にはあります。「発言したくてうずうずする」などと使いますね。
これを英語でいう場合、「be itching」「be anxious」「be impatient」「be dying」「can’t wait」などを使って表現できます。
be itching to do / be itching for
「be itching to do」「be itching for」で「うずうずしている」「〜したくてたまらない」という意味です。「do」の部分には動詞の原形が来ます。「for」の後には名詞・動名詞などが来ます。
I was itching to tell my mom the news.
(私はその知らせを母に言いたくてうずうずしていた。)
She is itching to go to the mountain.
(彼女はその山へ行きたくてうずうずしている。)
I am itching for hearing the election results.
(私は選挙の結果を聞きたくてうずうずしています。)
be anxious to do
「be anxious to do」で、「早く~したくてうずうずしている」「〜したいと切望している」などの意味です。「do」のところには動詞の原形が来ます。
I’m anxious to see you.
(あなたに会いたくてうずうずしている。)
He was anxious to get the job.
(彼はその仕事に就きたいとうずうずしていた。)
ちなみに「be anxious about」と、「to」ではなく「about」にすると「~が不安だ」となり、まったく別の意味になりますので注意しましょうね。
be impatient to do / be impatient for
「be impatient to do」「be impatient for」で「うずうずする」「〜を待ち遠しく思う」「〜したがる」などの意味です。「do」の部分には動詞の原形が来ます。「for」の後には名詞・動名詞などが来ます。
I’m very impatient to watch her new film.
(私は彼女の新作映画が見たくてうずうずしまくりです。)
My kid is impatient for the release of the new game machine.
(私の子どもはその新しいゲーム機の発売をうずうずしながら待っている。)
George was impatient for the meeting to end.
(ジョージは会議が終わるのをうずうずしながら待っていた。)
be dying to do / be dying for
「be dying to do」「 be dying for」で「うずうずする」「〜が欲しくてたまらない」「〜したくてたまらない」などといった意味になります。「do」の部分には動詞の原形が来ます。「for」の後には名詞・動名詞などが来ます。
くだけた表現です。
Nancy is just dying to see George.
(ナンシーはジョージに会いたくてうずうずしている。)
I’m dying for a drink.
(1杯やりたくてうずうずしている。)
can’t wait to do / can’t wait for
「can’t wait to do」「can’t wait for」は「〜を待ち切れない」「〜が待ち遠しい」という意味です。これも「うずうずする」というニュアンスで使うことができます。「do」の部分には動詞の原形が来ます。「for」の後には名詞・動名詞などが来ます。
Pochi just can’t wait to go down to the park.
(ポチは公園に行きたくてうずうずしている。)
I can’t wait to see you.
(あなたに会いたくてうずうずしてます。)
My mom seems she can’t wait for the party this weekend.
(母は週末のパーティが待ち遠しくてうずうずしているようです。)
わくわくする
「わくわくする」は、「期待や喜びで心がはずんで落ち着かないさま」と国語辞典にはあります。「新しいジェットコースターに乗れると思うとわくわくする」「わくわくしながら、今か今かとアイドルの登場を待った」「新しい職場に異動になり、わくわくしています」など、いろいろな場面で使いますよね。
「わくわくする」を英語でいう場合は「be excited」「be thrilled」などで表現できます。
be excited
「be excited」で「わくわくする」ですが、「feel」や「get」を使って、「feel excited」「get excited」でもOKです。「get」を使うと、心が普通の状態からわくわくする状態に変化したことを示せます。
I am excited about a new opportunity.
(新たな機会にわくわくしています。)
They are excited that the dream is now a reality.
(彼らは夢がいまや現実のものとなりわくわくしている。)
She really felt excited about her trip abroad.
(彼女は外国旅行のことを考えるととてもわくわくしました。)
He got so excited when he heard the entrance bell ring.
(玄関のベルが鳴る音を聞いて、彼はわくわく感は一気に高まった。)
be thrilled
「be thrilled」も「わくわくする」という意味で使うことができます。
I’d be thrilled.
(わくわくするわ。)
He was thrilled to hear the news.
(彼はその知らせを聞いてわくわくしました。)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「うずうず」「わくわく」という気持ちを英語で表現する方法を、例文とともに解説しました。
気持ちを表す表現って、ぱっと口から出てくるようにしておきたいですよね。いろいろな言い方があるので、ぜひ、いくつか覚えて使ってみてくださいね。
byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。