【写真描写100問集中トレーニング】TOEIC Part1を一気に伸ばす解き方と頻出パターン

TOEIC Part1は、短そうに見えて意外と差がつくパートです。
理由はシンプルで、単語だけでなく写真のどこを英語で切り取るかが問われるからです。動作を言うのか、状態を言うのか。人を言うのか、物を言うのか。目立つものに飛びつくのか、実際に写っている事実を拾うのか。この見極めができるかどうかで正答率が大きく変わります。
ここでは100問分の写真描写問題で繰り返し出てくるパターンを整理しながら、TOEIC Part1で安定して点を取るための見方をまとめます。聞き流し練習にも向く内容ですが、ただ流すだけではもったいないので、正解になる英文の作られ方までしっかり押さえていきましょう。
- まず押さえたい Part1の基本
- 正解になりやすい英文の4パターン
- No.1からNo.10で見える基本パターン
- No.11からNo.30で強化したい観察ポイント
- No.31からNo.50で目立つ「動作より状態」
- No.51からNo.70で増える仕事場面と日常場面
- No.71からNo.90で意識したい「全体を見る力」
- No.91からNo.100で確認したい仕上げポイント
- 頻出表現をまとめて覚える
- Part1でスコアを上げる練習法
- 100問やる意味は「慣れ」ではなく「型の発見」
- よくあるつまずきと対策
- TOEIC Part1は聞き流しだけでも効果がありますか
- Part1でよく出る文法は何ですか
- 人物が写っているときは動作を選べばいいですか
- Part1で満点を取るには何を優先して練習すべきですか
- おすすめの勉強の進め方はありますか
まず押さえたい Part1の基本
Part1でいちばん大事なのは、写真を見た瞬間に見えている事実だけを言い切ることです。
TOEICでは、次のようなひっかけが非常によく出ます。
- 今まさにしている動作ではないのに、そう見せる選択肢
- 写真の一部には合っているが、全体としては違う選択肢
- ありがちな場面説明だが、写真の事実とは一致しない選択肢
- 人の行動ではなく、物の位置や状態を述べた正解
つまり、Part1は英語力だけでなく観察の精度も試されています。
正解になりやすい英文の4パターン
1. 人の動作をそのまま述べる
もっとも基本的なのがこれです。たとえば、読書している、棚の商品を確認している、作業に集中している、果物を選んでいる、書類を腕に抱えている、といったものです。
今回の問題群でも、次のような動詞が何度も出てきます。
- read
- check
- carry
- hold
- look at
- write
- clean
- work
- use
- stir
ここで大切なのは、動作を盛りすぎないことです。たとえば「本を持っている」写真で、読んでいるかどうかは不明なら、正解は holding a book になります。実際に、読んでいるように見えても、問題では「持っている」が正解になるケースが何度も出てきます。
2. 人ではなく物の状態を述べる
Part1では、人に目が行きやすいですが、正解が物の状態説明になることもかなり多いです。
たとえば次のような表現です。
- 箱がテープで封されている
- カーペットが床に敷かれている
- ノートパソコンが開かれている
- 棚にいくつかの品物が並んでいる
- クッションが椅子の上に置かれている
- 引き出しにたくさんのカードが入っている
- 木が何列にも並んでいる
- 運動器具が並んでいる
これはTOEIC Part1の定番です。人の動作を当てにいくより、変化しない事実を述べる英文のほうが安全なことが多いんですね。

3. 受け身表現が正解になる
Part1で頻出なのが受け身です。たとえば以下のような形です。
- is laid on the floor
- is placed on the chair
- are lined up on the shelf
- is fixed on a tripod
- is cast on the ground
受け身は「誰がしたか」よりも「そういう状態になっている」ことに焦点があります。写真描写との相性がとてもいいので、TOEIC Part1対策では避けて通れません。
4. 複数人の位置関係や向き
人が複数写っている写真では、動作よりも位置関係が正解になることがあります。
- テーブルの周りに集まっている
- 向かい合って座っている
- 隣同士に座っている
- 向かい合って立っている
- アイコンタクトをしている
- 腕を組んでいる
ここでのコツは、全員に確実に当てはまる内容を選ぶことです。一人だけがしている動作を全員に広げてしまう選択肢はかなり危険です。
No.1からNo.10で見える基本パターン
最初の10問は、Part1の典型がぎゅっと詰まっています。
読書している女性、棚の商品を確認している人物、テーブルの周りに集まる複数人、仕事に集中している男性、テープで封された箱、カウンターの後ろで働く男性、果物を選ぶ女性、書類を抱える女性、本を持つ女性、床に敷かれたカーペット。
ここから分かるのは、Part1では以下の4つを素早く見抜けると強いということです。
- 動作がはっきり見えるか
- 持っているだけか、使っているか
- 人より物の状態が言いやすいか
- 複数人なら共通する事実は何か

No.11からNo.30で強化したい観察ポイント
このあたりから、少しずつ「それっぽいけれど違う」選択肢が増えてきます。
人の見た目や装着物に注目する問題
たとえば、
- 一人が眼鏡をかけている
- ヘルメットを着けたまま作業している
- 鼻と口をマスクで覆っている
- 首からカメラを下げている
- 肩にバッグを掛けている
こうした問題は、難しい動詞を知らなくても取れます。見えている小物や服装を落ち着いて拾えば十分です。
場所の特徴や配置を見る問題
また、場所を見抜く問題も続きます。
- 公園の小道を散歩している
- テーブルに複数のノートパソコンがある
- 棚に食べ物が並んでいる
- 手すりの影が地面に落ちている
- 建物の前に数台の車がある
- クレーンが建物の上まで伸びている
Part1は人物だけの試験ではありません。背景の構造物、影、棚、カウンター、机の上の物まで含めて写真全体を見る癖が必要です。

No.31からNo.50で目立つ「動作より状態」
このブロックでは、見た目のインパクトに引っ張られないことが特に大事です。
たとえば、機械を操作している女性、ハイタッチしている2人、隣同士に座る2人、食べ物をいくつかに分けている女性、無人のベンチ、カウンターの前に立つ男性、壁際に積まれた箱、掃除道具を持った女性、右肩が出ている男性、引き出しに多数のカードがある場面などが出てきます。
ここでのポイントは、進行中の動作より、確定して見えている状態が強いということです。
たとえば「注射している」「目を検査している」よりも、「肩が出ている」が安全です。なぜなら後者は写真から確実に言えるからです。

No.51からNo.70で増える仕事場面と日常場面
この範囲では、オフィス、会話、机まわり、撮影、屋外の食事、講演、空港、調理と、場面がかなり広がります。
手がふさがっている 目線が合っている などの定番
細かな事実を問う問題としては、
- 男性の手がふさがっている
- 2人が会話している
- 男性がコートを着ている
- ノートが机の上で開かれている
- カメラが三脚に固定されている
- 2人の男性がアイコンタクトをしている
- 1人の男性が聴衆に向かって話している
- 乗客が飛行機に向かって歩いている
- 女性が鍋をかき混ぜている
どれもPart1では本当によく出るタイプです。特に「having a conversation」「making eye contact」「is fixed on a tripod」のような表現は、そのまま覚えておく価値があります。

場所の小物に注目する問題
また、ベンチの前のバスケット、並んだ木々、運動器具、テーブル上の道具、コーヒーが注がれる場面など、主役ではない要素が正解になるものも目立ちます。
これはTOEIC Part1の鉄則ですが、写真の中心にないものほど正解になることがあるんです。
No.71からNo.90で意識したい「全体を見る力」
後半に入ると、場面を広く見る問題がさらに増えます。
たとえば、
- 3人ともマスクを着けている
- 通路が入口へ続いている
- 女性がスマートフォンを使っている
- 買い物かごを持っている
- プラットフォームに多くの人がいる
- 男性が清掃している
- 椅子とマイクスタンドが向かい合っている
- 女性が両手で何かを持っている
- ロッカー番号を確認している
- 子どもの手に触れている
- バックパックを隣に置いている
- シャツが一列に掛けられている
- 食べ物が外から見える
- 電子機器を使っている女性がいる
- それぞれが道具を持っている
- 男性が柱にもたれている
ここでミスしやすいのは、目立つ一人だけを見て答えてしまうことです。ですが正解は、写真全体にちゃんと当てはまる内容であることが多いです。

No.91からNo.100で確認したい仕上げポイント
最後の10問は、仕上げとしてとても良い構成です。
オフィス機器を操作する男性、飲み物が入ったグラス、鉢植えに囲まれた女性、冷蔵ケースに手を伸ばす男性、ヘッドセットを使う男性、壁沿いに並ぶ植物、キッチン家電の内側を掃除する女性、床を掃除する男性、電子機器を持つ2人、窓際に座る女性。
ここまで来ると、Part1で必要な要素はほぼ出そろっています。
- 動作
- 状態
- 位置関係
- 服装や持ち物
- 部屋や屋外の配置
- 物の並び方や置かれ方
つまり、Part1は100問別々に見えて、実はかなり同じ型の繰り返しです。型が見えると、一気に解きやすくなります。
頻出表現をまとめて覚える
単語を一語ずつ覚えるより、Part1ではかたまりで覚えるほうが効率的です。
今回の問題群から、特に押さえたい表現をまとめるとこんな感じです。
- be gathered around a table
- be focused on his work
- be sealed with tape
- be displayed on shelves
- carry documents under her arm
- be laid on the floor
- sit facing each other
- wear glasses
- work with a helmet on
- take a stroll along the park path
- be surrounded by multiple screens
- be cast on the ground
- be lined up on the shelf
- be fixed on a tripod
- make eye contact
- address the audience
- lead to an entrance
- lean against a pillar
- operate office equipment
- clean the inside of a kitchen appliance
Part1でスコアを上げる練習法
1. 英文を見たら「何を描写しているか」を分類する
その英文は、
- 人の動作か
- 人の見た目か
- 物の状態か
- 位置関係か
まずこれを判断します。これだけで選択肢処理がかなり速くなります。
2. 間違い選択肢のクセを記録する
たとえば、
- 読んでいないのに reading にしてしまった
- ただ持っているだけなのに using にしてしまった
- 一人だけの特徴を全員に当てはめてしまった
- 背景の物を見落とした
こういうミスは、人によってかなりパターンがあります。自分のひっかかり方を見つけるのが近道です。
3. 音だけでも意味が浮かぶまで反復する
Part1は、ある程度まで行くと写真がなくても意味が浮かぶようになります。
たとえば The boxes are sealed with tape. と聞いた瞬間に、段ボールとテープの絵が浮かぶ状態です。こうなると本番でも処理が速いです。
4. 写真描写専用の語彙を増やす
Part1は日常英会話とは少し違う語彙がよく出ます。たとえば shelf, counter, tripod, awning, handrail, bulletin board, platform, locker, pillar などです。
TOEIC公式の情報も合わせて確認したい場合は、ETSのTOEICページも参考になります。
100問やる意味は「慣れ」ではなく「型の発見」
100問連続で取り組む価値は、数をこなすこと自体よりも、同じ型が何度も出ると体感できるところにあります。
最初は一問ごとに迷っていても、数十問こなすうちに、
- これは動作ではなく状態だな
- これは背景の配置を言う問題だな
- これは全員に共通する事実を選ぶ問題だな
という見え方に変わってきます。
この「型の発見」ができると、Part1はかなり安定します。満点を狙ううえでも、取りこぼしを防ぐうえでも大事なのはここです。
よくあるつまずきと対策
動詞ばかり追ってしまう
対策は、受け身と状態表現をセットで覚えることです。laid, placed, lined up, fixed, hung などは特に重要です。
人物の中心動作しか見ていない
対策は、写真を見たら最初に「人」「物」「背景」を1秒でざっと確認することです。
似た動作の違いが曖昧
holding と reading、standing と leaning、looking と reaching for の違いは、写真描写ではかなり大きいです。細かく言い分ける練習が必要です。
複数人の問題で主語を広げすぎる
some people, both of them, one of them の違いを丁寧に意識してください。誰について言っているかがずれると一気に不正解になります。
TOEIC Part1は聞き流しだけでも効果がありますか
効果はありますが、聞き流しだけでは不十分です。音を聞いて意味が浮かぶ練習にはなりますが、正解と不正解の違いを分析しないと伸びが鈍くなります。音で慣れる練習と、写真を見ながら選択肢を見極める練習の両方が必要です。
Part1でよく出る文法は何ですか
現在進行形、受け身、現在完了受け身に近い状態表現、前置詞を使った位置表現が特に多いです。たとえば is reading, are gathered, is laid on, are lined up, by the window, under the awning などは頻出です。
人物が写っているときは動作を選べばいいですか
必ずしもそうではありません。人物がいても、正解が服装、持ち物、位置関係、向き、あるいは周囲の物の状態になることはよくあります。目立つ動作だけで判断しないことが大切です。
Part1で満点を取るには何を優先して練習すべきですか
頻出表現の反復、受け身表現の定着、写真全体を見る習慣、この3つです。加えて、自分がどのタイプのひっかけに弱いかを把握できると、点数はかなり安定します。
おすすめの勉強の進め方はありますか
まずは10問単位で解き、正解だけでなく間違い選択肢のどこがずれていたかを確認します。その後、音声だけで意味が取れるかを試し、最後に同じ問題を時間を空けて解き直す流れがおすすめです。
Part1は、感覚で当てるパートではありません。
見えている事実を、よく出る英語の型に乗せて処理するパートです。そこが分かると、100問はただの量ではなく、かなり濃いトレーニングになります。
写真描写が苦手なら、まずは動作、状態、位置関係の3つに分けて見てください。それだけでも、選択肢の見え方がかなり変わってきます。

