相手に選択を任せる時の英語表現8選
何か好みを聞かれた時など、特にこだわりを持っていない場合は「何でもいい」と返事をすることがあります。
例えば、以下のような会話も私たちの日常では当たり前のように行われています。
「今日何食べる?」
「何でもいいよ」
「今日どうする?」
「何でもいいよ」
などなど。
「あ〜、あるある」と思った方も多いのではないでしょうか。ではこの「何でもいいよ」、英語ではどう言うのでしょうか?
今回は、この「何でもいい」の英語表現を8種類選んで紹介しましょう。
1.anything
「どれでも」という意味の「anything」を使って、「何でもいい」と表現できます。
A:What would you like to drink?
B:Anything.
A:お飲み物は何がよろしいですか?
B:何でもいいです。
他にも「Anything is fine.」「Anything will be fine.」などの言い方もできます。
2.whatever
何か申し出に対して「何でもいいよ」「どっちでもいいよ」という時に「whatever」が使えます。
A:Do you need a ride?
B:Whatever is fine.
A:送っていこうか?
B:どっちでもいいよ。
「Whatever.」だけでも答えにはなるのですが、言い方によっては、「なんだっていいよ!」とイライラしているようなニュアンスが含まれてしまいます。ですので、「Whatever is fine.」と言った方が、相手に誤解を与えないでしょう。
3.All kinds.
「何でもいい」「あらゆるもの」という意味で「All kinds.」というフレーズがあります。
A:What kind of movies do you like?
B:All kinds!
A:どんな映画が好き?
B:何でも!
4.It is up to you.
「あなた次第です」「あなたに任せます」という意味の「It is up to you.」。「It’s up to you.」としても、また「It’s」を取り、「Up to you.」だけでも構いません。
A:What do you want to have for dinner?
B:Up to you.
A:夕食何食べたい?
B:あなたに任せます(何でもいいです)。
5.You can decide.
上記の「It is up to you.」と同じような言い方です。「あなたが決めることができる」、つまり「私は何でもいい」ということです。
言い方や表情によっては、「あーもう何でもいいから」というような、なげやりで、いかにも面倒くさいというニュアンスになることもありますので注意しましょう。
A:I want to fix the date for our wedding.
B:Umm…I don’t know. You can decide.
A:結婚式の日取りを決めたいのだけど。
B:うーん、わかんないや、いつでもいいよ。
6.I don’t mind.
「気にする」などの意味がある「mind」を使って、「I don’t mind.」で「私は気にしない」、そこから、「何でもいい」という意味にもなります。
A:What are we going to do this weekend?
B:I don’t mind.
A:今週末何する?
B:何でもいいよ。
7.I’m not fussy.
「気にして」「神経質な」などという意味の「fussy」を使って、「I’m not fussy.」で「何でもいい」というニュアンスになります。
A:What do you want for lunch?
B:I’m not fussy.
A:Hey! Please suggest something.
B:Alright! Alright! Ramen.
A:Again?
A:昼食何にする?
B:何でもいいよ。
A:ちょっと何かアイデア言ってよ!
B:わかった、わかった。じゃあ、ラーメン。
A:またぁ?
8.It doesn’t matter.
「重要でない」「大したことない」「何でもいい」「気にしないで」「別にいいけどね」「もういいよ」など幅広い意味でよく使われるのが「It doesn’t matter.」です。
A:What should I wear for Parents Visiting Day?
B:It doesn’t matter.
A:保護者参観日に何を着ていけばいい?
B:何でもいいよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「何でもいい」と言いたい時の英語表現を8フレーズ紹介しました。
いずれも日常会話でよく使われる表現です。気に入ったものをいくつか覚えて、必要な時にすぐに使えるようにしておきましょう。
ただし、「何でもいい」という言葉は、ちょっと投げやりな印象を与え、使い方によっては相手を不愉快にしたり、怒らせたりすることがあるかもしれません。特に英語圏では、自分の考えをはっきりと言った方がいい場面が少なくありませんので、表情や言い方も含め、十分に注意して使うようにしましょう。
byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。
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