「bad」以外も覚えて表現力アップ!
「good」「nice」「wonderful」「great」…英語には、「良い」「素晴らしい」などに匹敵する、人や物をほめる表現が本当にたくさんあります。
そして、その反対の意味の「ひどい」を表現する言葉も、ほめる言葉ほどではありませんが、けっこうたくさんあります。
日本語では、「ひどい料理」「ひどい成績」「ひどい暑さ」「ひどい嵐」「ひどい仕打ち」「弱い人を騙すとはあまりにもひどい」などと言いますよね。
こうした「ひどい」を英語では何と言えばいいのでしょうか。
今回は「ひどい」を意味する英語を厳選して7つ紹介したいと思います。
「bad」「terrible」「horrible」「awful」「cruel」「mean」「nasty」です。
bad
一般的に「悪い」「ひどい」という意味でよく使われるのが「bad」です。
That restaurant was bad.
(あのレストランはひどかった。)
That’s too bad.
(それはひどいね。)
この「That’s too bad.」は、何かひどい目にあった相手に対して同情する気持ちを表しています。
terrible
「猛烈な」「恐ろしい」「つらい」という意味を持つ「terrible」。「ひどい」という意味でもよく使われます。
This pizza is terrible. I’ll never come back here again
(このピザはひどい。二度とここには来ないだろうな。)
I don’t believe you. That’s a terrible thing to say.
(信じられない。ひどいことを言いますね。)
I had terrible weather during my trip.
(旅行の間、私はひどい天気にあった。)
It was a terrible day.
(ひどい一日だった。)
horrible
「怖い」や「恐ろしい」という意味がある「horrible」も、「ひどい」という意味でよく使われます。
She made a horrible mistake.
(彼女はひどい間違いをした。)
What!? It’s a horrible thing to do.
(何ですって!? ひどいことをしますね。)
I had a horrible stomach ailment. Now, I’m OK.
(ひどい胃腸障害でした。今は大丈夫です。)
He was plagued by horrible nightmares.
(彼はひどい悪夢にうなされていました。)
awful
「awful」は、「ひどい」「とても悪い」「気分が悪い」「不愉快な」といった意味で使われます。これもよく登場する言葉です。
What an awful smell!
(なんてひどい臭いだ!)
This is an awful job!
(これはひどい仕事です!)
We had an awful time finding that restaurant.
(そのレストランを見つけるのにひどく時間がかかってしまった。)
The weather was awful this year.
(今年の天気はひどいものだった。)
cruel
「cruel」も「ひどい」という意味で使われますが、そこには元々の意味である「残酷な」「冷酷な」「無慈悲な」といったニュアンスが含まれることが多いです。
It’s cruel of you to say so.
(そんなことを言うとはあなたはなんてひどい人だ。)
That’s cruel!
(それはひどい!)
She is cruel!
(彼女はひどい!)
mean
「mean」も「ひどい」と表現したい時に使われますが、そこには元々の意味である「意地の悪い」「卑劣な」といったニュアンスが含まれることが多いです。
You tricked me. That was mean!
(だましたわね。ひどいわ!)
She doesn’t have friends. Because she was mean to her friends.
(彼女には友だちがいません。なぜなら彼女は友だちにひどいことばかりしたからです。)
nasty
「nasty」には、「不快な」「嫌な」といったニュアンスがあります。
That’s a nasty thing to say.
(ひどいことを言いますね。)
She has had a nasty cold for a few days.
(彼女は数日前からひどい風邪をひいています。)
Our house was blown away by a nasty storm.
(私たちの家はひどい嵐によって吹き飛ばされました。)
He has a nasty temper.
(彼はひどいかんしゃくもちだ。)
まとめ
いかがでしたか?
今回は「ひどい」を表す英語表現「bad」「terrible」「horrible」「awful」「cruel」「mean」「nasty」の7つを紹介しました。
同じ「ひどい」を表す英語でも、いろいろな表現があることがおわかり頂けたかと思います。
どれを使っても大丈夫な場合も多いですが、微妙にニュアンスが違うものもありますので、どのような時にどのような言葉を使うのがいいのかを、例文を読んで感じ取ってください。
今回の7つは、どれも日常会話によく登場する単語です。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。
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